吉永小百合-浅草の灯-誰の椅子(映画レビュー)

映画 ドラマ
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浅草の灯 踊り子物語 1964年3月 小百合18才

浅草の灯

吉永小百合/小杉麗子

浜田光夫/神田長次郎

二谷英明/山上七郎

朝風みどり/吉野紅子

踊り子物語だと小百合が主人公のように思えるがどう見ても二谷英明が主人公であった。小百合は長野から浅草に出てきたオペラ座の新人。小百合の面倒をみている劇団の幹部山岡久乃から金持ちスポンサーへの枕を強要されて拒否してゴタゴタとなる話。全編スタジオ撮影である。

小百合は先輩役者の二谷英明を好きになり、皆で飲みに行こうとして二谷英明の腕に絡みつき「山上さんの腕って意外と太いのね♡」とか珍しくぶりっ子する。

最初に泣きながら枕やらされるのが朝風みどりなのだがこの人なかなか現代的な顔だ

この映画の他だと東京の若い屋根の下とかにでている。

そしてこの映画ではあの近藤宏がかなり良い役で出ている。小百合を逃がす時の犯人を名乗り出てみたり洒落たセリフ言ってみたり、小百合を浜田光夫にかくまわせるのに滞納した家賃を払ってやったりかなり好感度アップした。

右端が近藤紘、今回良い奴を演じている

浜田光夫はいわゆるオタクとして出てくる。職業は画家だ。オタク仲間と一緒にオペラの歌を合唱してる。小百合のオペラを見る時はいつも袖の2階席から見てる。安かったのだろうか。家賃滞納しても毎日来ている設定である。そしてかくまっていた小百合と致してしまう。(具体的なシーンはなく後日二谷英明に結婚したのも同じ関係になったとのセリフがある)

このお下げの小百合どうもいつもより美が落ちている気がした。

二谷英明はモテモテで奈良岡朋子からかなり積極的に迫られるが邪険にする。まあ小百合のほうが20才近く若いし当然だわな。でも最後は一緒に大坂にいっててほしい。

最後小百合は同郷の浜田光夫と結婚するため田舎に帰っていく。

誰の椅子 1968年8月 小百合23才

誰の椅子

吉永小百合/沢村恵子

渡哲也/菅原謙一

杉良太郎/高畠次郎

山本陽子/後藤光子

この映画イイ!一気に最後まで見た。

映画最初に小百合と杉良太郎の結婚式シーンから始まる。

これが結末なわけないよねと思ってたが最後にどんでん返しがある。有名な結婚式からダスティンホフマンが花嫁のキャサリンロスを奪っていく「卒業」が前年の1967年でアメリカ公開してヒットしたからそれを真似したのだろうか、しかし最後はすごくハッピーな逆転劇でほっこりする。

小百合は新任女教師役で渡哲也も教師でいる高校に赴任してくる。

この頃は実生活でもラブラブの二人であり、小百合の渡を見る目が優しい。

途中、生徒達の恋愛なんかも交えながらそれでいてほとんど嫌な人間が出ないまま爽やかに物語は進んでいく。太田雅之みたいだけど背が高い永井秀和と色黒の川口晶。武藤早奈枝と長浜鉄平。

 山本陽子は物語中盤で愚連隊に殴られてる杉良太郎を助けた人物として出てくる。妹の渡辺智子と一緒に入院してる杉良太郎のもとに訪れた。

ノースリーブの服のせいだろうか渡辺智子の方に目が行ってしまう。スタイル良(*^^*)

途中渡辺智子は水着も披露します。帽子かぶってる子です

そして最後の結婚式、杉良太郎は正直に誓の言葉で貞操守れない(浮気しそう)と言い出して渡がなら俺がと手をあげて小百合と渡の結婚式に変わってしまう。(そんなのあるの?)

新婚旅行のカットでは小百合の渡哲也にむけたすごくリラックスした笑顔が見られる。

これは演技ではないな。本当に幸せだったのだろう。

 

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