吉永小百合-花と娘と白い道-拳銃無頼帖_電光石火の男(映画レビュー)

映画 ドラマ
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花と娘と白い道 1961年3月 小百合16才

花と娘と白い道

吉永小百合/みや子 高田敏江/咲江 髙山秀雄/法海 青山恭二/宮沢清吉

60分くらいの短い映画、映画の中で小百合は町のべっぴんさん扱いでリカカー引いて実家で育てた花を売り歩けばあちこちからみやちゃんみやちゃんとお声がかかる。

小百合ももててることを自覚していて、寺の息子からの求愛を軽くあしらっている。

小百合の姉(髙田敏江)と仲良くしてるところが冒頭から映るが家に帰ると父母がなにか姉にはよそよそしい。中盤くらいになって元は小百合の兄の嫁で嫁いできていて、兄がなくなり、帰る家がない姉は小百合の家にそのままいることがわかる。

小百合は青山恭二が好きで青山との縁談の話が出るとあたふたして嬉しそう。

この辺はもう小百合のプロモーション映画である。

しかし実は青山と姉は出来ていてその狭間で可憐な少女小百合の感情は木の葉のように揺れるのであった。

ゴタゴタのあと最後は姉は青山恭二の家に嫁にいくのだった。

ちょっと怖いことを考えてしまった。この姉運バンパイアで結婚した男を望まず死に追いやってはしないだろうか。(前にもてすぎる女で色気がありすぎて毎日長くやらずにいられ結婚する男の精を吸い続けて死に至らしめてしまう映画を思い出した…)

拳銃無頼帖_電光石火の男 1960年5月 小百合15才 ルリ子20才

拳銃無頼帖_電光石火の男

吉永小百合/節子 赤木圭一郎/丈二 浅丘ルリ子/圭子 二谷英明/大津昇 宍戸錠/五郎 白木マリ/ジーナ・中川 杉山俊夫/貞夫

とにかく赤木圭一郎をカッコ良く映すために演出されている。だがしかし赤木圭一郎の映画の中では一番よかったかもしれない。スタイリッシュな映像、セリフがたくさん。プロットは後の遺作「激流に生きる男」のような感じだが赤木はかっての先輩であり、敵対組長の息子で刑事の二谷英明との間で恋と義理にスタイリッシュに苦闘。宍戸錠の元恋人で歌手の白木マリにもモテモテ。舞台はなぜか四日市なのだが二谷の親父の組長は完全な江戸弁である。その敵対勢力のボス菅井一郎は己の欲望で簡単に裏切り、人をこ〇す、鬼畜な男を演じている。子分の中国人役の金子信雄だが今作では人間味のあるやくざだ。ヒロインは浅丘ルリ子で罪をかぶってムショに入った赤木の過去の恋人で早めに刑期を終えた赤木が帰ってくると二谷英明の婚約者になっていた。

小百合はルリ子が経営している喫茶店の住み込みウエイトレスである。この映画での小百合は他の映画と違い、声が一オクターブ高い、地声なのか作っているのか少女と大人の中間のような雰囲気である。

特にこれから組同士の抗争の前に会いにきた杉山俊夫にしてあげるキッスの場面、大人びて全く男の理想像の少女である。(上目使いは昔からの鉄板ですな)

杉山俊夫「キスさせてくれ、」 小百合「だめよこんなところで」 俊夫「頼むよ」 小百合「いいわ」

杉山俊夫は口にキスしようとするがほっぺに変更、

小百合「あら、これでいいの?へんね男って」その後自分から杉山俊夫の顔を持ってキスしてくれるのであった。

この映画では全くの新人であるためほとんど赤木とのからみはないが少しのシーンで鮮烈な印象を残している。

最後は組同士の銃撃戦の現場に警官隊が突入するいつものパターンだが二谷英明が赤木を悪いようにはしないと言って赤木がまたムショに入るかどうかわからんというところでルリ子と抱き合って終わり

ちなみに冒頭の汽車のシーンでは進千賀子もぽい人物が映っているが入社年代的にいないはずなのだがだれだろう。

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