笹森礼子 さすらいの賭博師(ギャンブラー) 1964年八月 礼子24才
笹森礼子/浅野倫子
小林旭/氷室浩次
長内美那子/庄田早苗
これは面白かった。時間を忘れて見てしまった。旭映画にありがちなあっちこっち場面がすぐぶっ飛んで分けがわからなくなることもなく、落ち着いた筋立てでいて緊迫したシーンが随所に
挟まれていて登場人物のキャラも立っていて飽きさせない。旭は鉄棒にぶら下がったりボクシングのリングに上がったり降りたりダイナミックなアクションである。
礼子は不動産会社社長の娘で美容院の経営者で自分もカットする。
「少女」で美容院首になっていたけどなかなか本物っぽい手際であった。
この映画でも思ったけどやはり礼子は色っぽい身体付きしてるなあ
左が礼子、右は愛染かつらでヒットを飛ばす長内美那子
松尾嘉代は最初旭の恋人として出てくるがすぐにあきらが叩きのめした組員の報復によりマンションの窓から下に落とされてこ◯されてしまった。かわいそうに。このせいで旭は一度はギャンブルを諦めようとするが礼子とバーのマダム長内美那子のためまたギャンブルすることになるがその際賭けの始めは松尾嘉代に渡した宝石を原資にして勝ちまくる。
あ、途中ででてきた博打で旭が言った「勝負はチムニーでいきませんか」のチムニーという博打の種類はなにかと思って調べたけどわからなかった。チムニーの意味は「煙突」ということで専用のサイコロをツボで振って一列に積み上げることを言ってることはわかったがスペードのマークを「エース」、王様の絵をキング、点が10個ある面をテンとか言ってて上から一個ずつ見ていっててポーカーみたいにペアと絵柄の強弱で勝負するのはわかるのだが、あれは任天堂から発売されてたやつだろうか?
カップで専用のサイコロを積み上げるゲームがチムニー
最後は潜入捜査官がよんだ警察官達がやってきて悪は一網打尽。やはり旭はまた流れていって礼子が朝5時半に警察署から外にでて旭の名前呼び、あきらは歩き去るとこで終わる。
結婚作戦 1963年10月 礼子 23才
笹森礼子/立花マリ
松尾嘉代/泉節子
沢本忠雄/戸井田正二
お手伝いさんが主役の映画。これで何本目だろう。しかも笹森礼子の場合家はいつもの田園調布の下り坂道を見下ろせるロケーションの家だ。
この家も何回目だろう。そしてその家のお嬢さま役に松尾嘉代というのも定期だ。
礼子は悧発な天涯孤独の住み込みお手伝いさん。だけど元氣に明るく、面倒なこともさっといなして生きている。役名は「マリ」なんだが住み込み先の家の中学生くらいの男子が「それはマリにやらせよう」とか「マリいる?」とかやたらに威張ってるのが気になった。当時では奉公先によってはこういうブラックなところもいくつもあったに違いない。
話としては礼子とお手伝い仲間入れて3人がワチャワチャして最後は礼子が彼女らの憧れの酒屋の店員(実は跡取り息子)と婚約するという話。途中松尾嘉代が行きたくないパーティに身代わりで礼子が出席してそこで披露する歌が一番の見どころでしょうか。
はあしかし僕もチークダンスを踊りたい人生だった。
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