夜の狼 1958年10月 いづみ23才
芦川いづみ/早瀬勝美
葉山良二/月田圭介
金子信雄/黒沼勇
白木マリ/三輪貴子(バー「エデン」のマダム
宇野重吉/宗田(医者)
いづみはたちんぼしていた。家出少女ではなくて実家の借金のため。尾沢昭二にだれに断って商売してんだと因縁つけられるもアニキ分葉山良二が助けてこんなとこいないで帰れと言われる。(まだ赤線がかろうじてあった頃だろうか)
またしてもいづみは薄幸の美少女役である。オンボロ長屋に病気で寝たきりの父と内職で生計をたてている母の娘。そこに葉山良二が借金をとりたてにくる。少しだけ返せるがそれはいづみがたちんぼで稼いだ金。
その後両親は借金を苦に自殺。いづみは貧乏アパートに移った。葉山良二は気にしていづみの元に行ったりしてるがいづみの態度は硬い。しかもいづみの具合が悪いようだ。
葉山の組卍会はタイムリーパーに助けられることもなく、拳銃の密輸とかで稼いでいるようだ。この銃が日活にしてはリアルなモデルガンだ。(手動でスライドさせて弾を弾き出したりしてる)卍会はもともと5人の組だったが今のやり手社長に経営を渡してから勢力を伸ばしてきた。その中で内紛がおこり元の組長が社長を撃ちこ◯してしまう。
手前の元組長で現組長を射殺したのが金子信雄(髪の毛フサフサである。)後ろの左側がまたしても近藤紘だ(今回組の情報リークして始末されるところを金子信雄の裏切りで命が助かる(゚Д゚)
その後は一気に組員たちが抜けて存亡の危機になる。その頃には葉山といづみはいい仲になっていていづみの肺気胸を治すために東北の療養所に行かせる段取りしている。
卍会は周りの組から狙われ、葉山と組長がこ◯し合うように調略される。
葉山もいづみも組長もみんなしんじまうんなかなー?と思ったが今回は奇跡的に葉山もいづみも生きてエンディングを迎えられた。葉山は監獄へいづみは療養所へ、刑事の情ある計らいでの別れのホーム
乳母車 1956年11月 いづみ 21才
開始早々の見どころ、いづみの水着。
若い時の中原早苗の水着もついでに
左の後ろ姿がいづみ右端が中原早苗。いづみ意外にボインだった。(死語)
いづみの会社重役の親父の宇野重吉が外に愛人を作り子供まで産ませて一軒家に住まわせており、(典型的な妾宅)だけどその情報は妻にも娘のいづみにも筒抜けでいづみが妾宅に行くと愛人(新珠美千代)の弟の石原裕次郎裕次郎がいた。まさに昔の乳母車に赤ちゃん乗せて裕次郎が散歩に行くが裕次郎が寝てる間にいづみが勝手に家まで乳母車持っていってしまい、裕次郎は大騒ぎになる。
(乳母車は赤ちゃんが寝る姿勢でしか置けなくて、ベビーカーは座る姿勢で置ける。この違いわかるかな?ちなみに僕は乳母車で育ったが僕の子供はベビーカーだ。)
話は親父の不倫はだめだけど罪のない赤ちゃん(6ヵ月)の未来をどうするのだ?という主題。わりと暖かい話でである。
母親は家を出て姉の家に帰ってしまい、新珠美千代は関係性に疑問を感じ妾宅を出て一人で働き始める。養育費もいらないと言う。かなり理想論的な話だが金があるんだから普通はそのまま妾宅に住むよな。というか重吉は新珠美千代の実家に言って両親に金積むなり話つけるべきだが。
最後のほう関係者達で裕次郎のアパートに集まりこれからどうしようか話あった場でも重吉はみんなの結論に従うとか言って先に帰ってしまう丸投げ体質。こんな人が上司だと下は苦労するたろな。
最後は赤ちゃんコンテストなるものに裕次郎といづみの子として参加して3位になっておめでとうムードになってなんとなくまとめて終わり。ちなみに商品に最新ベビーカーをもらってた。つまり乳母車からベビーカーへと進化することで関係性の進化と女性の在り方の進化を匂わせているのか?(赤ちゃんコンテストでハイハイ競走とかさせてたが今は人権問題とかであんなこと出来ないだろな。事実この世は競走社会なんだからあれが普通なんだが)
じゃあ最後にもう一つの見どころいづみのタンクトップ姿。
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