吉永小百合-潮騒-あゝひめゆりの塔(映画レビュー)

映画 ドラマ
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潮騒 1964年4月 小百合19才

潮騒

舞台は三重県の小島。小百合は大きな船を持っている漁師の家の娘で最近養女に出されていた親戚の家から島に戻ってきていた。浜田光夫は小さな船の漁師の手伝いをしている。夢は一等航海士の資格をとって大きな船を持つことだ。

小百合はこの映画のために焼いたのだろうか顔が黒い。そこまでしてほしくはなかった。

二人はすぐにお互い気になり始めて浜田光夫がマムシに噛まれた小百合の毒を吸い出して手当てしたことから急速に仲が深まる。

島には東京の大学から戻った平田大三郎と松尾嘉代がいて二人の恋路を邪魔する。平田大三郎は小百合の親が決めた小百合の婿候補で平田は小百合と結婚すればデカい船と小百合が俺のものになると子分に嘯く。

 

嵐の夜に島の上の軍の廃墟で会おうと約束した小百合と光夫、小百合は焚火のそばで裸になって乾かすがイライラするカメラワークで見えたのは小百合の足だけであった。

結局二人はなにもしなかったのだが帰りに二人で歩いてるところを松尾嘉代に見つかってしまい、すぐに島中に噂が広まり、二人はやらかしてしまったと子供まで言う始末。ところで田舎の方こそ性に奔放ではなかったのか?

小百合は海女の仕事もしており、海から上がって身体を焚火で暖めている時オッパイをみて海女のおばさん達はこれは生娘のオッパイだとカラカラ笑うのであった。

チラッとおばさんのオッパイが見れますよ。小百合のオッパイは勿論見えません。

 

この島には水道がなくて当番制で島の湧き水を女達が汲みにいくのだが、小百合が汲みにいく番のときに平田大三郎は相変わらず力ずくで小百合の身体を奪おうとするが、大三郎は蜂に刺されて思いが叶わず。ナイス、蜂と思った。

「俺にもやらせろと小百合に迫る大三郎」

映画終盤また嵐がきて小百合の家のデカい船のモヤイ綱が切れて壊れそうになるが光夫が身を挺して綱を結び付けに行き、小百合との結婚を許してもらってハッピーエンド。

あゝひめゆりの塔 1968年9月 小百合23才 太田雅子21才

あゝひめゆりの塔

吉永小百合/与那嶺和子

太田雅子/島袋ツル

和泉雅子/比嘉トミ

浜田光夫/西里順一郎

渡哲也/現代ゴーゴー喫茶の男

藤竜也/泉川

和田浩治/太田少尉

重かった。これだけの大作にも関わらず白黒、愛と死をみつめてと同じように重厚感を出すなどという名目で敢えて白黒にしたのだろう。しかも最後全滅をわかっていて見続けなければいけないのとつらい。とりあえず一番心が洗われる部分だけでも、米軍に押されて野戦病院の位置を移動するつらい行軍の途中に見つけた清流で水浴びする女学校の聖徒たち。

当時はブラジャーなんかしてなかったのだろうそれを再現していてドキドキする。しかもかなりの尺を使っています。芸能人水泳大会なみです。

小百合だけは水濡れしていない。監督、確信犯ですな。

一旦わかれた太田雅子とはここで合流した。

しかし、この数分あとに悲劇が、…川の色が白黒がぞうで黒く変わっていたからカラーだと赤く染まっていたのだろう。それだと残酷過ぎるから白黒にしたのだろうか。

小百合は最後まで生き残るも自決してしまう。

それにしてもこの教師の人たち、誰も投降しようと考えた人はいなかったのだろうか、攻撃が始まる前もずいぶん呑気な調子だったし、なんか無能な感じだった。洞窟の中にいるときガス弾が投げ込まれて大半がしんでしまうがジュネーブ条約違反だろ!と思うと同時に火炎放射器でやきこ◯されるよりはマシかなと思ったり…

もう最後のほうはアイ・サレンダー(レインボー)がずっと脳内再生されていたよ。

後で調べたら8人生き残って米軍に投降したようだ。映画の最初にゴーゴー喫茶が映って対比させてるのになんで最後小百合を生き残らせてまた現代に戻して語らせる脚本にしなかったのだろう。

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