松原智恵子 ある日わたしは1,2,3話 1967年10月-11月 智恵子22才 雅子20才 和子17才
日本テレビのドラマ
松原智恵子/城山ゆり子 ジュディオング/城山かおり 太田雅子(梶芽衣子)/夏子 橘和子/美枝 伊藤るりこ/くに子 川口亘/矢吹健太郎 和田浩治/山崎次郎 松山省二/山崎良夫 早川保/山崎信一 茅島成美/河村秀子
1話 女の命の火
智恵子(城山ゆり子)は金沢のそこそこ大きな旅館の娘、性格は怒りん坊だがその美祥の為に周囲からは許されてる感。妹はジュディ・オング(城山かおり)、母は高峰秀子。東京の大学に(寮住まい)在籍して夏休みで実家に帰ってきている。智恵子は夏休み明けに自由を満喫するため大学の寮から自分で下宿に移ると宣言。
幼なじみが川口亘で同じ大学。さらに高校の同級生の…も同じ大学。川口亘は智恵子が好きだが邪険にされてる。茅島成美は川口亘が好き。

1話ではこの金沢での話なのだが、なんと一話目から智恵子が水着になる。ボンボンの川口亘が車を出すからと智恵子姉妹を海に連れていくのだ。(これは昭和によくある光景、車持ってる事自体珍しいので若い女を海やプールに車持ちの兄ちゃんが連れていくと言えばみんな乗ってしまうのだ。)

しかしワンピースの上、見せてるのは足だけ、上半身はタオル被っていた。(遠景の全身はある)翌年の恋のつむじ風ではビキニで同じ川口亘にお姫様だっこされていたのに。この第一話ではこのほか浴衣姿もあり、智恵子ファッションショーのようでもある。
途中茅島成美(秀子)が川口と智恵子の間に入ってくるような三角関係を演出しながら最後智恵子が妹のジュディ・オングと一緒に東京への電車に乗り、そこで横柄な態度の和田浩治と隣席になる。

智恵子はジュディ・オングと共に新しい住まいである下宿先に着くと隣(山崎家)は男四人兄弟と父親だけの男所帯でおまけに下の兄弟達に覗かれて智恵子は変な所に来てしまったと後悔。

そしてなんと隣の三人兄弟の次男は電車の失礼な男の和田浩治だった。(隣と窓を隔てて会話するのはこの時代のスタンダード)とまあ、少女漫画の定番のような出だし。(昔だから少女漫画のほうが真似したのかもしれない。智恵子の顔は星が目に映る典型的な少女漫画のヒロイン顔だし。)
そ
2話 隣の城
2話はちょっと中だるみみたいな感じであまりハプニングはない。
夜智恵子とジュディ・オングが寝る時智恵子のノースリーブのネグリジェ?(死語)姿が見られる

この二人で布団で寝て語り合うシーンはその後もちょくちょくでてくる。
ジュディ・オングが隣の三男の松山省ニ(山崎良夫)と八百屋で鉢合わせして共に家の家事炊事係ということで少しいい感じになる。この辺の二人で石段を登っていくところとか薄っすら記憶があるんだよなあ、ぼくが小さい頃再放送で見ていたんだろうか。

1日遅れで東京に戻ってきた川口亘が智恵子の下宿を訪れてコーヒーなんか入れてもらったり、妹と三人でスキ焼き食ったりしていい感じになるが(羨ましすぎる)最後は喧嘩別れみたいな感じになってしまう。

後は山崎家の内情なんかの説明シーンとかあって2話は終わる。
それと智恵子が隣に苦情を入れに行ったことで対応にでてきた長男の早川保と接点ができ、勿論早川も智恵子を気に入り、その後相合い傘なんかしてここにも恋の香りがでてくる。
和田浩治は女を横に乗せて赤いスポーツカーで智恵子の前に現れる。(これも漫画なんかの定番だが当時は始めの頃なのかな。)
3話 叩けよ、さらば
いよいよドラマが面白くなる3話である。朝、智恵子が大学へいくと川口亘が絡んでくる一緒に歩いているとその先には、太田雅子(梶芽衣子)と橘和子がいた。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
映画ではけして一緒に映ることのなかったこの3人美女。日活さんも日テレさんもかなりこのドラマに力を入れていたことが分かります。
このとき智恵子22才、雅子20才、和子17才。しかしその後の喫茶店シーンとか含めなぜか和子が一番落ち着いていて大人っぽい。渡哲也との共演デビュー作では初々しかったのにドラマはまた違うのか?
3人は喫茶店に入るがそこに川口亘が茅島成美と一緒に入って来て智恵子の気分が凄く悪くなる。

そんなことも並行して描きながら、この回は雅子が好きな先輩の陸上選手の駅伝レースの応援の話がメインでとにかく目立ちたいとの雅子の提案で3人でオープンカーに乗って先輩の後ろを走りながら応援する。

え、これいいんだっけ?当の雅子の彼氏の選手からも周りからもやめろやめろと言われながら強硬、ついに大会委員の車に前を塞がれ強制終了に…智恵子は
「え?そんなにスピード出していたかしら?」との天然なセリフには草。結局ルール違反で1位で入ったのに失格に…
3人は陸上部の面々から絞られたのだった。

3人はまた喫茶店で反省会。雅子が智恵子に男も女も押しには弱いのだからどんどん行かなきゃダメだとけしかけて智恵子もなんとなく川口亘の下宿に行ってしまう。この時のドア入ってきたときの智恵子が美しかった

あーまた目に星が光ってるね。
川口亘はラーメンとって二人で食べ始めるけれどまた茅島成美(秀子)のことで智恵子が怒り出してけんかになり、智恵子はラーメン半分食べたところで出ていってしまう。(日活は食事食いかけやコーヒー飲みかけで出ていってしまうシーンがほんとに多い)
川口亘は智恵子の食べ残しをご褒美として食べるのだった…
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