無鉄砲大将 1961年4月 いづみ26才
芦川いづみ/津山雪代 葉山良二/五郎 和田浩治/海津英次 清水まゆみ/堀本京子
なんか少年漫画みたいな設定。主人公の和田浩治は高校生で豊島園のローラースケート場で指導員のアルバイトをしていて女の子から指導を引きも切らずに頼まれてモテモテ。それでいて夜は仲間と自警団組んで悪者、チンピラを退治している。ヤクザとも喧嘩する。いづみに惚れていて何くれとなく世話を焼いている。いづみは飲んだくれの医者の娘でバーでアルバイトしてて葉山良二といい関係だ。
和田浩治の母親はヤクザの親分の助けでこれもバーのマダムだったが親分もいづみを気に入りマダムをいづみに変えようとしてる。まあ例によって強引にいづみを物にしようとしてくる。
まあ、なんだかんだで和田浩治が助けに入るんですが。
清水まゆみは和田浩治が好きな社長令嬢で父親に買ってもらった外車を売って金を作り、和田浩治の母親が出すカフェの資金を出すのだった。(しかもその車を買ったのは清水まゆみの父親という親バカ)
高校生でオープンカーを乗り回す清水まゆみ。花形しかり昔は自由だなあ。
途中でいづみの父親の飲んだくれの医者が撃たれたヤクザの足から弾を取り出してやるのだが、そのやくざが最後に寝返ってくるのかと思ったらそんなこともなく、伏線崩れだった。しかしこの頃の小池朝雄はやくざの手下ばっかりやってる。
殺るかやられるか 1966年9月 いづみ31才
芦川いづみ/村井雅江 太田雅子/川口紀子 高橋英樹/三上伸一 藤竜也/三上英次
いづみも三十路超えでやつれた顔つきだ。太田雅子も高橋英樹の弟藤達也の元恋人役で出ている。同時期に撮影していた「太陽がだいすき」と続きでいづみと雅子の共演である。
太田雅子は最初は声だけ聞こえてきてそれだけで分かってしまうのは大分僕も日活映画フリークになってきた。
高橋英樹が郷鍈治の罪を被って刑務所にいる間、藤達也は最初の10分くらいでセリフ死(死ぬシーンなし)してしまい、高橋英樹が出所してからは藤達也の死をめぐる話となる。いづみは郷鍈治が射殺した相手のやくざの未亡人となってバーを経営していて高橋英樹がバーテンとして手伝うことになる。いづみの子供もいたりしてなにかバタ臭いドラマになってる。題名の割には派手にこ○しあいするわけでなく、最後のほうに大人数の銃撃戦があるくらいでいつもの日活アクションである。(ただ緊迫感を煽る演出が処々入っていてこだわりがある。)
最後はやはり、お約束通り高橋英樹は横浜を旅立って行くのであった。
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