笹森礼子-遥かなる国の歌-惜別の歌(映画レビュー)

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遥かなる国の歌 1962年7月 礼子22才

遥かなる国の歌

笹森礼子/須貝京子 小林旭/山川潤 小高雄二/庄司八郎 山内賢/トミー福田

小林旭は野心一杯のトランペッター。礼子は雑誌記者。小林旭は小高雄二をはじめとした神戸で気の合う仲間を見つけてバンドを組み、売り出すがすぐケンカしてしまう旭のせいで何回もクラブやキャバレーを追い出される。大阪で礼子に見込まれて東京へ進出。東京の礼子の知り合いの女社長(宮城千賀子)の芸能人事務所にはいった。

しかしそこも直ぐに出て独立して自ら売り出す。そのあたりでフィリピンから日本人のママを捜しに密入国した山内賢をキーにして人気を博す。

山内賢の母探しは売り出すための方便だと言ったら礼子にビンタされる旭。

この映画は珍しく深江章喜がやくざの親分をやってた。しかし小池朝雄はやっぱり手下。ヤクザに麻薬の運び屋をやらされていた山内賢がこ○そうになるがすんなり旭が解決して最後は母親の奈良岡朋子と幸せにくらすのだった

惜別の歌 1962年5月 礼子22才

惜別の歌

笹森礼子/兵頭美那子 金子信雄/兵頭大作 小林旭/三崎明 平田大三郎/哲次

意外と面白い。どこか仙台の観光案内プロモーション的でもある。また金子信雄の熱演が素晴らしい。小林旭を食ってしまっている。こういう腹黒なやつを演らせると確かに嫌なやつなのだが、どこかユーモラスな感じで憎みきれない。情けない奴を演る時はまた凄くショボくなるのだ。演技の幅が広く吸引力がある。

礼子はそのやくざの親分の金子信雄の娘役。

この映画の礼子は板ばさみになりながらも健気に小林旭を慕う仕草、表情が豊かで魅力的だ。

面白いことに平田大三郎がニヒルなキーマンとしてなかなか味な役どころででてくる。久々にカッコいいとおもってしまった。

小林旭のアクションは今回は飛び蹴り多用。一つ一つの映画でアクションの演出が違うんだね。自分で殺陣を決めて自分で演じてると何処かで読んだ。但し最初の体育教師時代の鉄棒大車輪などの体操演技はスタントマンだろう。

事が終わった最後はやはり小林旭は颯爽と何処かに旅立った。

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