青春とはなんだ 1965年7月 三枝子 18才 十朱幸代 22才
西尾三枝子/樋口育子 十朱幸代/杉浦圭子 石原裕次郎/野々村健介 太田博之/高松保夫
いやー長い間スルーしていたがこれ見てよかった。アメリカ帰りの英語教師に裕次郎ということで、意外に中村雅俊してた。(時系列的には逆ですが)日テレ学園青春物のイメージそのままというか、少し過激になってる。やはり金八なんかよりこっちだよなあ。学園物ってのは。最高峰は「青春ド真ん中」なわけだが。
これ、石原慎太郎の原作も読んでいるのだがすっかり筋は忘れてしまったが原作のほうがもっとドロっとしていた気がする。映画版はさわやかに、正々堂々と描かれてた。内容は「坊っちゃん」と「青い山脈」をミックスしたような感じ。ロケ地は立川だが訛りから静岡の高校に赴任してきた設定だと思う。ちゃわとラグビーも盛り込む。マドンナは十朱幸代でウーマン・リブ要素も盛り込む。
西尾三枝子は家が大きな飲み屋をやっており、家では着物着て店にでており立派な女給で裕次郎始め大人立ちが店に入って相手をしてる。この西尾三枝子がよかった。色気があるのだ。特に退学になった男子生徒の件で皆で裕次郎の下宿に集まってスイカ食べて話してる時に裕次郎の横に控える様にノースリーブのワンピースで座り、一緒に残ろうとしたら十朱幸代に「もう帰れ」とたしなめられるシーン、うらめしそうに十朱幸代を見て立つ、キュンキュンきた。
裕次郎と一緒にいたい西尾三枝子と正論を言いながらも西尾三枝子のことを嫉妬している十朱幸代。「な~んで」と言う顔をしながら十朱幸代と対等な女の顔をしている女子高生の西尾三枝子。あー色んなものが混じり合ってゾクゾクする。尚このあと十朱幸代はさらに裕次郎に「あの子と付き合うなよ」と釘をさすのであった。
最後のほうは裕次郎や不良仲間の助けで退学問題とやくざ(深江章喜)との癒着問題も解決してみんなでキャンプファイヤーをやり、十朱幸代は「あなたを愛してます」と告白するのだった。
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