昭和やくざ系譜 長崎の顔 1969年10月 益田ひろ子 24才
益田ひろ子/斎藤加代子 渡哲也/高間慶 安藤昇/小岩竜吉 嵐寛寿郎/平田新吉
一応益田ひろ子と書きましたが渡哲也と安藤昇が共演していたこれを見ておきたいと思ったからでした。ちなみに益田ひろ子は智恵子、小百合と同学年です。なので智恵子起用でもよかったのではと思いました。小百合だと渡の原爆→白血病の流れで「愛と死の記憶」と同じになってしまうのでなかったのでしょう。
益田ひろ子さん、凄く現代的な垢抜けた顔です。ドラマ版「颱風とざくろ」にも出ていたようなので見てみようと思います。
本作では渡の組の代貸しの娘でホテルマンとして働いて渡に惚れて堅気になってと言ういつもの役どころ。少しだけ女っ気入れてみるかみたいなポジション。
安藤昇は目が座りすぎていて、一種独特の空気を纏って渡の相手組織の客分兼ヒットマンとして登場。渡とやり合うでもなく、渡を認めてヒットマンを辞め指詰めて何処かへ行った。なら、最後の渡の殴り込みの時に加勢に来るのかと思ったらそれもなく。最後はなぜか渡が刀、相手も刀(アレだけ悪どく嫌がらせしてくる相手が銃持ち出さないのはおかしいだろ、安藤昇には銃渡してこ○しを依頼していたから持ってるはずなのに…)で渡が一人で相手を全滅させて終わり、渡は獄中で白血病で死亡とト書きが出て終わり。
中盤で渡哲也が再建した組の興行として内山田洋とクール・ファイブの歌謡ショー場面が入り「長崎は今日も雨だった」が熱唱される。その外にも長崎の観光名所が随所に出てくる。私も長崎へ旅行してカラオケで長崎は今日も雨だった」を歌いたくなった。
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