太田雅子-朝霧-日本任侠伝血祭喧嘩状(映画レビュー) 

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朝霧 1971年9月 雅子24才 和泉雅子24才(白黒)

朝霧


太田雅子/広田夏子 和泉雅子/坂井恭子 杉良太郎/沢村耕次 八千草薫/坂井由紀宇野重吉/広田洋平

1971年だがまだケチ臭く白黒だ。映画の主旨は和泉雅子と八千草薫の親子愛の物語。八千草薫は当時40才。なので役の上では和泉雅子は22才換算。八千草薫は戦争時に学徒出陣で戦死してしまった夫の子として和泉雅子を生み、夫が戦死してから赤ちゃんの和泉雅子を抱いて東京に逃げ、今また故郷の福井へ戻ってきたという設定。回想シーンでは八千草薫は若い役を演じているが違和感はない。回想シーンでの「あなたは私だけのものよ、私だけの。」というセリフが突き刺さった。

太田雅子は東京時代での八千草薫を何くれとなく世話してた宇野重吉の娘として登場。

和泉雅子に向かい、「あのどうしょうもない父親に騙されてるんだよ」とハスッパな娘を演じる。(どうしてもこの路線になるなあ)福井では銀行の頭取の金持ちが和泉雅子の祖父だが実家に行った際祖父から「今度東尋坊に行こう」と言われる。

八千草薫が肺の病気でしにかける。そのとき宇野重吉の繊維工場が倒産して行方不明になり、和泉雅子と太田雅子とで探しに行き、東尋坊の近くまで行く。これは伏線回収で宇野重吉がじさ○してしまったのか?と思わせるが八千草薫の葬式にはひょっこり宇野重吉が現れる。(なんだろこの肩透かし)和泉雅子は最後大金持ちの祖父の後を継がず杉良太郎の後を追って四日市に向かうのであった。(しかしなあ、もうあの爺さん先が短いし唯一の肉親である和泉雅子が後の面倒みなきゃいけないのよ。なので結末には感情移入できない。なんか筋に無理があるんだよなあ。四日市喘息の患者の治療のため四日市と福井を往復してる杉良太郎もかなり無理ある。どういうルートで往復してるのか)んー親子の情の話は泣けるのが多いのだけどこれは全然泣けんかった。

日本任侠伝 血祭喧嘩状 1966年4月 雅子19才

日本任侠伝 血祭喧嘩状

太田雅子/旅芝居の女・お栄 芦川いづみ/白浜の小春 和泉雅子/玉枝 高橋英樹/緋牡丹の銀次郎 宍戸錠/幻の清次 小高雄二/代貸長吉 藤竜也/清次の弟・宮川

またまた高橋英樹の明治のやくざシリーズの一つ。冒頭旅がらすがやくざの屋敷にやっかいになるところの長い掛け合いから始まる。(これって旅立つ前に練習するのか?誰が考えたんだろう。昔はめんどくさかったんだね)

雅子はまたしても旅芸人の看板娘として登場

深江章喜にレ〇プされそうになるところ、宍戸錠と高橋英樹に助けられ、すぐに高橋英樹に惚れてしまう。

まだ顔が幼くていい感じ。

芦川いずみは女親分の役で敵対の組にカチコミに行くが、客分としてわらじ脱いでいた高橋英樹が長ドスを後ろに引いたときにタイミング悪く目をかすめてしまい、盲目になってしまう。このころのいずみはわき役ばっかりですなあ

和泉雅子はそのいずみの妹で敵対組織の幹部、藤竜也と恋仲だったが藤竜也は1/4くらいのところで親分にこ〇されてしまった。以降和泉雅子もわき役的に出番は少なめ

ある意味出演陣は豪華であった。高橋英樹は元華族であったりとの設定もあり、いろいろ詰込みすぎて終わってみれば広く浅く的な印象が薄い感じになっている。

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