吉永小百合-警察日記ブタ箱は満員-帰郷(映画レビュー)

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警察日記 ブタ箱は満員 1961年3月 小百合16才

警察日記 ブタ箱は満員

吉永小百合/ヨシエ
沢本忠雄/花川巡査

山形の架空の街、尾花山(尾花山駅が出て来るが調べても実在しなかった)を舞台としてのどかな騒動が次々と起こり、小さな警察署の留置場が満杯となっていく話。

 ジャケ写の小百合が警察の制服を着ているコスプレがなんかちょっとエロかったので見てみた。が、エロ話要素は全くなかった。

 小百合は貧乏農家の娘だが親父の宇野重吉が仕事せずに酒ばかり飲んでいるため母親は旅館の住み込み、小百合は出稼ぎすることになってしまう。昭和36年といってもとんでもない赤貧家族なのだ。

小百合の妹、弟達が無邪気で可愛く、胸が痛い。といっても小百合家族の話はそれなりの尺をとってはいるが小百合の出番は少ない。最初と最後のほうに出てくるくらいだ。

騙されて東京のエロ商売に売り飛ばされそうになるところ警官の沢田忠雄に助けてもらった小百合。村の中でなにか職を警察署長が世話してくれるという。

寒いだろうといって警官の沢田忠雄の上着をかけてもらう小百合。

基本的には喜劇なのでそれ程悲しい気分にはならない。エピソードがいくつか組み合わさってる。ダイナマイト盗難が一番大きな事件だが犯人は捕まらず。

なんとなく宇野重吉が改心したところで映画は終わる。

帰郷 1964年8月 小百合19才

帰郷

吉永小百合/守屋伴子

高橋英樹/岡部雄吉

渡辺美佐子/高野左衛子

森雅之/守屋恭吾

高峰三枝子/守屋節子

サムネイル見ただけだと高橋英樹が故郷に帰ってきて小百合との恋愛になるのかと勘違いしてたが、高橋英樹は完全に脇役で小百合が主人公なのかどうかもあやしい。守屋役の森雅之が主人公のようだ。最初は外人エキストラを大量に使ったスタジオで革命前のキューバの酒場のシーンからはじまる。小百合が出てくるのは1/4程映画が進んでからだ。小百合の実の父が外交官の森雅之で渡辺美佐子の裏切りでキューバで死んだことになっていた。その間に小百合の母親の高峰三枝子は大学教育の芦田伸介と再婚して安定した家族を築いたが、実は森雅之は生きていて日本に帰国した。それで帰郷という題名。(紛らわしい。なら帰国でいいじゃん)そして芦田伸介らを巻き込んで葛藤がある。

また森雅之は外国へ行っただろうラストとなる。

まあ正直つまらなかった。盛り上がりもなく、淡々と進む。まあ渡辺美佐子が出てくる所だけはすこし緊張感があった。

しかしいつも思うのだが日活の映画はやたら大学教授がでてきていつもデカい家に住んでいる。そんなに儲かるの?昔は大学行く人も少なかったし授業料も比較的今より安かったはずだが。

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