芦川いづみ-美しい庵主さん-その壁を砕け(映画レビュー)

映画 ドラマ
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美しい庵主さん 1958年5月 いづみ 23才 ルリ子18才

美しい庵主さん

芦川いづみ/昌妙尼 浅丘ルリ子/増井悦子 小林旭/安杉(あがた)昭夫

白黒の落ち着いたラブコメディ。どちらかといえば浅丘ルリ子のほうが画面にでていた。ルリ子まだ18才でかなりピチピチした健康娘という感じそして常にデコルテを出した露出の多い服でイイ。小林旭の恋人としてシャキシャキと尻に引いている。夏休みに疎開してたという尼寺に小林旭と泊まりに行く。その尼寺にはいづみがいた。

いづみは落ち着いた尼さんでかつらだろうが頭は剃髪。こちらは残念ながら常に仏服をお召になっていた。

いづみは坊主だけどハッキリ美人とわかる為当然小林旭もすぐに気になる存在に。浅丘ルリ子と恋の鞘当て的になり、ルリ子は焼きもち。最後のほうになって小林旭といづみ、ルリ子との立て続けのラブシーンあり。途中でいづみが生家にお土産持って帰るシーンがあり、家が貧乏なので尼寺に預けられたことがわかり、本意ではないことがわかり、普通の女性としての生き方や恋愛を我慢していることがわかり僕は複雜な心境になった。ラストはいづみがひとりで草原を歩き、木にもたれかかる意味深なシーンで終わる。

その壁を砕け 1959年6月 いづみ24才

その壁を砕け

 芦川いづみ/道田とし江 小高雄二/渡辺三郎  長門裕之/森山竜夫 渡辺美佐子/咲子

見始めたら面白くて昼休みの昼寝返上でみてしまった。小高雄二が殺人事件の冤罪で捕まってしまい、小高雄二の恋人であるいづみが弁護士の芦田伸介に頼んで無実を晴らす。

いづみは看護婦役で3年間小高雄二と離れて結婚資金を貯めている。(当時はこういうの普通なのか?)3年目、小高雄二が東京から新潟に新車て迎えに行く途中て殺人事件の犯人を車人形乗せてしまったことからいきなり連行されてしまう。一方長門裕之は警官で殺人事件現場にいち早くかけつけ、駅に向かう車を押さえろと連絡したことで昇進したのだった。刑事になった長門裕之は結局小高雄二の無罪の証明を手助けすることになるが、その動機が芦川いづみや渡辺美佐子への下心というなんとも人間的なところがぎゃくにイイ!。また渡辺美佐子が虚偽の証言した動機も事件の黒幕ではなくて、これも工場作業員との情事を知られたくなかったからというこれまた下の事情(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)。

最後に散々迷惑かけられた村を出るいづみと小高雄二。クラクションをならし砂塵を巻き上げながらながら東京へと走り去るのであった。僕の子供の頃も家の前の道路が半分舗装だったので車が通る度に埃だらけになっていたのを思い出しました。

この4年後芦川いづみの最高傑作という人もいる「青春を返せ」で今度は長門裕之が冤罪にされてしまう役になり、妹役のいづみが無罪の証拠を自分の足で集める、今度は何年もかけて無罪を勝ち取る拡大した冤罪映画が作られる。

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