芦川いづみ-喜劇大風呂敷-硝子のジョニー野獣のように見えて(映画レビュー)

映画 ドラマ
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喜劇大風呂敷 1967年9月 いづみ32才

喜劇大風呂敷

芦川いづみ/島野秋代 藤田まこと/大野馬六 田中邦衛/松田平吉 左とん平/安太郎 木の実ナナ/今井友子

いづみが結婚、引退する1年前の作品。クレジットにも堂々藤田まこととならんで名前がのっていたのだが…ほとんどカメオ出演だった。

藤田まことがベトナムから四国に戻って来たあたりの数分

それから藤田まことが東京で成功してから四国に戻ってきての会話シーン。

そのあたりしか写らなかった。代わりに木の実ナナがヒロインとして出張っていた。これも「人生劇場」と同じポスター詐欺と言われても仕方がない。

別シリーズの喜劇映画日本〇〇伝と違って吉本興業意外の芸人、特に関東芸人が沢山でているせいでこれはこれで面白いのだが。木の実ナナの父親で大工の棟梁の花沢徳衛が良い味だしていた。(藤田まことと同じタイミングで日本に帰ってきて藤田が東京に来る頃には会社社長になったいたのだからこちらのほうがやり手なのだが…)

硝子のジョニー野獣のように見えて 1962年9月 いづみ 27才

硝子のジョニー野獣のように見えて

芦川いづみ/深沢みふね 宍戸錠/ジョー  アイ・ジョージ/秋本孝二 平田大三郎/宏

いやー重かった。

冒頭いづみは知的障害の役でアイ・ジョージ扮する人買いに買われ、売春宿へとトラックに載せられて連れ去られる。家族も負担に感じていたのだろう。

だが同じ境遇の女と2人で逃げ出すも途中汽車に飛び乗るところでいづみだけ乗れてもう1人は逃げ遅れて捕まった。いづみは汽車の中で競輪の予想屋をやってる宍戸錠に汽車賃をはらってもらい、そこから宍戸錠にひっつくようになる。

主演は完全にいづみで本人は子供と同じなので悲壮感はあまり感じないのだが取り巻く環境が悲惨そのもので暗い話ばかり続くのでなかなか見るのがつらい。いづみの演技にも熱が入ってるだけに余計…

途中宍戸錠に裏切られてアイ・ジョージに捕まるもなぜかアイ・ジョージに献身的になり、アイ・ジョージが警察から逃げてさらに捨てられた病院でギターを素手で叩き壊すいづみ。ギターの弦や金具で手を切らないかと心配になった。

そういえば途中宍戸錠がいづみに噛まれて「私に嘘ついたら腐るから」と言われた傷が最後まで残ってたけどどうなったんたろう。

最後はじさ○エンドに見えて、からくも宍戸錠とアイ・ジョージに救われるかと思いきややっぱりじさ○エンドであっさりと終わった。まあ、これでよかったのかもしれない。

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