松原智恵子出演作感想2ー骨まで愛してー恋人をさがそう

映画 ドラマ
スポンサーリンク

松原智恵子出演作感想シリーズ(その2)

骨まで愛して 1966年7月 智恵子21才

松原智恵子/小川千代、渡哲也が撃たれた後世話になる北海道の牧場主の娘

渡哲也/加納誠、最初やくざの組長の側近、後半は足抜けして牧場で働く

浅丘ルリ子/神林あやこ、渡の元恋人で一緒に戦災孤児として助け合った仲。渡が撃たれて消えた後組長の女になり、香港に渡る。

宍戸錠/ダイスの政、一匹狼のやくざ。

 

題名の骨まで愛しては城卓矢が1966年1月にリリースしたムード歌謡曲。映画の冒頭クレジットのバックに流れる。渡とルリ子は孤児で組長に拾われた身分、宍戸錠も絡む映画初頭の薬の取引で渡は腕を撃たれて海に落ち死んだかと思われたが智恵子の祖父に命を助けられ、その縁で函館の牧場で働く。当初はなかなか智恵子が出てこないが1/4過ぎた頃いつもの上品さで馬車に乗って現れる。

いちいちかわいい智恵子。この映画での顔面コンデシィンがいいのか他の映画よりかわいい気がします。牧場主の娘の設定がやたら多い。(日活アクションーカウボーイー牧場だから?)

智恵子の牧場をリゾートホテルにしようと函館のフロント企業から狙われ、そこに渡の元親分も絡んできてルリ子にも渡の居場所が知られて、恋愛パートではルリ子智恵子、渡の三角関係になる。この映画では智恵子がいちいちかわいい。

安定の微笑み。後光がさしてるマリア様のようです。

やくざとの絡みではルリ子と智恵子が揃って拉致されて縛られるというシーンもあり、そんな意味でも見所いっぱい。

縛られてしまった風の智恵子とルリ子(ロープがゆるゆるだ)

なんだかんだで途中殴り合いのあと渡と宍戸が同盟組んで悪に向かい、乱戦の中ルリ子が渡をかばって撃たれて死んで、やっぱりルリ子が好きだということで遺骨を渡が持って埋葬に行くというところで物語は終わる。ここに来て骨まで愛してという題名を回収するという。それにしてもどうみてもルリ子より智恵子のほうがいい女なのだがなぜいつも智恵子は悲恋になってしまうのだろう。

 

恋人をさがそう 1967年5月 智恵子22才

 

松原智恵子/鮫島幾子、九州の財閥家経営のホテルの支配人の娘、東京の大学生で財閥老人の孫である西郷を九州に呼び戻すべく迎えにくる。そして西郷に惹かれる。

西郷輝彦/伊地知哲夫、映画の主人公、東京と九州をいっりきたりして活躍。

梓英子/木田鶴子、西郷の高校の時の同級生でなにかと西郷の世話を焼く。

五月女マリ/菅野佳子

この映画は西郷のために作られた映画で智恵子は重要な役所ではあるものの脇役感が強い。西郷とはその周辺の女性達との鞘当てして、自身は九州の財閥の腹違いの孫から惚れられてる。

松原智恵子、梓英子、五月女マリの西郷に好意を寄せる三人の女がばったり行き会い、困る西郷。ある意味男の夢ですね。

気が強いしっかりした女性を演じている。

この映画で1番記憶にあるシーンは財閥老人が杖を神社の階段上から下に落とし、西郷に取ってこいと言ったところ、「取りにいくことないわよ、だってわざと落としたんだもの」と西郷に言ったところぐらい。

「取りにいくことないわよ」と言うシーン。この映画の智恵子は才気あふれて気が強い

こんな娘と九州旅行できるなんて羨ましい。

なんか昔の少女漫画によくあるポーズで話をする智恵子。逆にこういう映画から少女漫画にブレイクダウンしてるのか。現在のドラマとかでも再現してほしい。

最後はこれまた西郷と結ばれはせず終わります。

松原智恵子の映画はアマゾンプライムで無料公開中です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました