松原智恵子-何処へ-東京の田舎っぺ(映画レビュー)

映画 ドラマ
スポンサーリンク

何処へ 1964年6月 智恵子19才

何処へ

松原智恵子/新太郎

高橋英樹/伊能琢磨

十朱幸代/玉田艶子

これはまあ坊っちゃんのアレンジ版である。東京で生徒を殴って東北に飛ばされてきた高橋英樹が逆に赴任先の中学で生徒をよく体罰する教師野口(井上昭文)と対立して喧嘩ののち和解して悪い教頭の金子信雄をやっつける話。(お決まりのドアを開ける落下物を見破るも机に手を着くと机が倒れるいたずらは我ら青春とかゆうひが丘の大統領でもやってたなあ、ただこの映画では引っかかるのは教頭の金子信雄だ。元祖のほうがひねってあった。

 智恵子は今回最初のほうから出て来るが芸者である。こういう場合の芸者役は恋の鞘当てにしかならないのでちょっとがっかりする。

まあ、芸者らしく艶っぽい演技をしてくれているので我慢しよう。

智恵子が寝てる高橋英樹をお見舞いとかしてくれてるのになんというもったいなさ。

左が智恵子右の黄色い服の女性は同僚の若い女教師。

とにかく高橋英樹の下宿には引きも切らず若いのからおばさんまで女が押し寄せていた。あーあおれもこんな感じで若い女が何人も御見舞いに来てほしい人生であった。

ヒロインは十朱幸代で問題生徒(といってもいたずら好き程度でぐれてるわけではない)の姉であり、高橋英樹がデレデレになるのだが、いやいやどうみても智恵子のほうがいいだろう。でもヒロインでありながら十朱幸代の出番は少ない。メインテーマが教師、生徒とかなので代わりに子役の中学生の出番が多い。

平田大三郎が珍しくいい奴っぽい役で出てきた。目一杯好青年を演じている。長く映すとガラの悪さが滲みでてしまうのでスポット的にチョコチョコ出てくるのがいい。そしてなんと、今回日活映画見た中では初めて大三郎がヒロインの十朱幸代と最後くっついてしまうのだ。振られ役の汚名返上させてやろうとの日活側の慈悲か?振られる高橋英樹。これはこれでよし。

ただ十朱幸代用に買った帯紐を自分じゃないとわかったとたん捨ててしまうのはどうだろう。俺なら「いやーこれ新太郎(智恵子の芸者名)ちゃんに買ってきたんだよ」と渡すけどねえ。高橋英樹最後はどっかに行くこともなく地元に残った。

東京の田舎っぺ 1967年8月 智恵子22才

東京の田舎っぺ

松原智恵子/奥山あさみ

東京ぼん太/秋津圭太

川地民夫/中原吾郎

財津一郎/滝信介

日曜の午後笑おうかと思って見た。けど笑えなかった。主演の東京ぼん太は記憶とウィキペディアを手繰り寄せると唐草模様のスーツを着て司会をしていた世界びっくりアワーくらいしかない。栃木の田舎から東京の女性下着会社に就職してきてちょこちょこコメディを挟んてくるのだがあまり面白くない。

智恵子は社長の大坂志郎の秘書として登場。

なぜいつも口紅が薄いのだろう。

見どころはぼん太の妄想シーンで智恵子がレオタードみたいなのを着て出てくるところ。

あと下着メーカーを主題としているせいかやたら下着姿がでてきた。

 

いつもピアノのcm見ながら生存しているかどうか調べてしまう「キビシィー」の財津一郎が川地民夫のライバルとして出てくる。普通に嫌味なキザな演技であり、あまりギャグを挟んでいなかった。もっと弾けていいのに。

東京ぼん太も智恵子に惚れるものの最後は川地民夫と智恵子がよりをもどして終わり。

なぜか智恵子の腕時計がセクシーな感じである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました