amazonドラマ THE BOYS レビュー 衝撃の結末ネタバレ注意

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スーパーマンみたいなヒーローが壁に並ばせた人達を目から出すレーザーでなで切りにしている不気味なサムネイルから普通じゃ無い感じが漂ってくる”THE BOYS”(ザ・ボーイズ)。

先日会社帰りの金曜にアマゾンプライムビデオで見始め、面白くて日曜にかけて一気見してしまった。(シーズン1全8話)

 

ドラマの背景

このドラマの世界では”Xーメン”の世界観と同様、アメリカに数百人の超能力者が存在して犯罪などから市民を守っている。大部分の超能力者達は民間企業のヴォート社によって管理されていて各自治体の要請に応じて年間契約料をとって全米各地に派遣されている。ヴォート社に所属する超能力者の内、特に力のある7人は”ザ・セブン”という特別チームに所属して専用の会議室や専用ルーム、年収等高待遇を受けている。ザボーイズの世界の能力者達はこの”ザ・セブン”の一員になることがステータスになっており、物語冒頭で本作のヒロイン、アニー=ヒーロー名”スターライト”(演:も元々は田舎娘だったのだがヴォート社のオーディションを受けてザ・セブンの一員になる様子が描かれる
ヴォート社は能力者を使った公共的ヘルパーの他、映画製作、キャラクター販売、肖像権ビジネス等で利益を上げ、ニューヨークに螺旋状デザインの80階を超える自社ビルを持っている。その他超能力者とは別に自前の私兵武装傭兵も抱えており、自前の偵察衛星も2機所有して武装警察のような組織でもある。尚、ヴォート社に所属しない超能力者達もいて、そいつらが己の欲望で犯罪犯すほうが問題じゃないのかと思われるが、それはちょっとしか描かれていない。アニーの場合は無所属のときは自分でパトロールしていたそうだ。

 

あらすじ

主人公はヒューイ(演ジャック・クエイド:メグライアンの実の息子)。ヒューイにはロビンという恋人がいたがある日路上で話していたとき一瞬にしてロビンの体がばらばらになり、ヒューイの手にはその時握っていたロビンの手だけが残った。呆然とあたりを見るとそこにはザ・セブンの一員であり、時速1600kmで走る”Aトレイン”がいた。走っているAトレインがロビンに衝突して一瞬でロビンの体が粉砕されたのだった。テレビ越しの謝罪と金で解決しようとするヴォート社とトレインAに怒るヒューイ。ヒューイに元FBIのだと名乗るブッチャー(演カール・アーバン)が仇を打つ協力をしようと近づいてくる。ブッチャーはかって自分の妻をザ・セブンのNO.1の”ホームランダー”にレイプされ、その後妻が行方不明だという。ブッチャーは超能力者達をスープ(スーパーマンの蔑称だろう)と呼び憎悪しており、ヒューイを能力者の秘密クラブに連れて行き、そこでヒーロー達の裏の俗物的な側面をヒューイに見せる。(ヒーローといっても心は人間なので色と欲、倒錯性癖等色々だ。個人的にはアントマンみたいに小さくなる能力者が女性のあそこめがけてダイブする描写がツボ)ブッチャーのかっての仲間を引き込んで対スープの仲間(ザボーイズ)は4人になり、超能力者達に復讐するべく活動する。物語途中でヒューイはアニー=スターライトと知り合い、恋人同士になり、嫌々ながらアニーを利用する。一方”ザ・セブン”の管理者マデリン(演:エリザベス・シュー)は能力者達を軍に送り込んでさらに莫大な金を政府から獲得しようと画策する。物語が進むにつれ、実は能力者は突然変異ではなく”コンパウンドV”という薬物によって人為的に作り出されていたことが明らかになりかって野球少年だったと経歴を捏造されたホームランダーは実験室で作り出された子供でそのせいかどうか母親の愛情に飢えており、マデリンはホームランダーを操るためにたまにオフィスでおっぱいを与えたりしている。マデリンは人工授精(かなにか)で授かった赤ちゃんを会社まで連れてきたりするがそれがホームランダーには気に食わないようだ。赤ちゃんに嫉妬するスーパーヒーロー。
物語途中、育ってからコンパウンドVを投与されて超人にされて中国人に監禁されていた”キミコ”(演:福原かれん)もザボーイズの仲間になる。(素手の超格闘能力と再生能力がある)
最終話、マデリンを人質にしたブッチャーはホームランダーとの最終対決になるのだが・・

日本人好みの顔のかわいいヒロイン

物語自体も良いのだがヒロインが可愛かったというのもこのビデオを一気見した原動力である。アニー=スターライトの女優さんエリン・モリアーティ。wikiによれば1994年生まれの今年2019で25才。ドラマではブロンドですが地毛はブラウン。

wikiより

ファンサの場面。右の人です。女の子のファンの子もかわいい

アメリカのいくつかのテレビドラマ、映画のサブプレーヤーとして出てるようです。
可愛い系の顔です。声は・・ちょっといがらっぽい感じ。吹替版のほうがいいでしょう。

ザセブンのメンバーの能力

基本的に能力者は銃弾程度は弾き返すし、身体能力は一般人の10倍以上はある。

ホームランダー:セブンのno.1、目からレーザー、ジェット機と同様の飛行能力、透視能力、地獄耳能力、銃で撃たれてもなんともない、怪力。コミュニケーション能力もあり、演説もする、策謀も巡らす。マデリンおばさんのおっぱいが好き。

クイーンメイブ:基本的にホームランダーとペアで行動している。過去にホームランダーの恋人だった。トラックが後ろから激突しても、至近距離でライフルの連射うけても微動だにしないほど体が頑健。且つ格闘術マスター。

ディープ:自称セブンのNO.2。脇腹にエラがあり、水中で呼吸できる。イルカ、サカナの水棲動物やエビとも意思疎通ができる。物語後半、スターライトへのセクハラで田舎の湖近くに左遷される。スケベでありながらつねに水生生物を危惧している。

トランスルーセント:透明になれる。光を通すのでなくて体の表面の光を真後ろに流してるようで水を飲んでもすぐに透明になる。基本真っ裸で行動している。肌はおもに炭素でできていてダイヤモンド状に固く変化させられる。盗聴器を仕掛けにきたヒューイをヴォート社から職場の電気店まで追跡するがドラマ2話である方法でヒューイにやられてしまう。

Aトレイン:時速1600kmで走れる。サイボーグ009のようにその他の動作も時間加速したように早く行える。しかし似た能力者がほかにも何人も出てきているらしく本人は今の地位を守るためにコンパウンドVを乱用している。

ブラックノワール:忍者をフューチャーした能力者で手裏剣とかで戦う。ストイックでなにもしゃべらず任務をこなす。ピアノが得意。

スターライト:目が光り、手から強力光線を発射する。口径12.7mmの大型銃でブッチャーから撃たれた際は傷つくことはなかったがふっとばされたあと数秒ダウンする程度のダメージはうけた。拳銃弾くらいはなんともない。

ざっくり振り落とされる数々の伏線や気になる能力者

このドラマ、各話で脚本家が交代しているのかはわからないが色々と辻褄があわないことがあった。列記してみる

・ブッチャーが連れてくるヒットマン:フレンチーがヒューイに「最初のあんさつターゲットは背が高く、黒髪のスタイルがいい女性で爪が割れて指にタコができていた」と語る場面があり、後にブッチャーが妻とベッドで語る会話のなかで妻がバンドのツアーに行くから見に来るかという場面があり、その妻の容姿もまさにフレンチーが語ったのと同様で、「あ、ブッチャーの妻ベッカをやったのはフレンチーだったかこれがバレたらどうなるんだろう?」と期待もたせるが後半になるとベッカの職業はヴォート社の職員になっていた。脚本が書き直されたか?

・マデリンが軍事部門の議員をハニートラップにはめる際に女に変身できる能力をもつおっさん能力者を使う。この能力者はマデリンにも変身したりして要するに誰にでもどんな容姿にも変身できるようだ。

変身する時の特殊効果と正体がはげて腹のデップリしたおっさんだけになかなかおもしろいキャラだったんだがこのシーンだけのチョイ役で終わっていた。ぜひシーズン2があれば活躍させてほしい。

・途中からザボーイズの仲間になるキミコだが弟と共にジャングルでゲリラに拉致されるシーンがあるがなぜか日本語。アメリカ人の日本に対するイメージはベトナム戦争と変わらないのですね・・

・理解できない唐突なさつじん。このドラマにでてくる人たちはなぜか唐突に相手をころしてしまう。ちょっとついていけない部分がある。脚本家がめんどくさくなって登場人物を消してしまったのだろうか。

突如入るジャニーズ?

キミコが中国人に監禁されているときに見ているテレビで流れているジャニーズみたいなMV、空港でも同じMVが流れていてそこの前の机の下に隠れていて発見されるシーンがあります(第4話)監禁されていてあのMVが唯一の情報源だったので強烈なサブリミナルになっていたとしたらかわいそうでした。で、あのMV気になりませんか?

このシーンです。調べました。

ジャニーズ事務所でなくてフォーチュンエンターテイメント所属の”BOYS AND MEN”という2010年結成のグループ。曲は「帆を上げろ!」(2017)です。BOYSでぐぐったらヒットした日本のグループということで採用されたんでしょうか。

この他にも仲間のスマホの着信音がRick AstleyのNever Gonna Give You になっていたり80’洋楽がたくさん挿入歌としてあって、大好きな僕にはかなりうれしい。

いままでの苦労は何だったのか、最後の15分のドンデン返し

※ここから先はネタバレになるのでまだ見ていない方は自己判断で読んで下さい。

ブッチャーの妻ベッカはホームランダーの部屋に入ったあと3時間後に乱れた姿で部屋から出てくる様子が監視カメラに残っていてその後行方不明になった。ブッチャーはレイプされたものと思って怒りに燃えて行動していたがどうも違っていて浮気だったようだ。しかもホームランダーの子供を妊娠していた。マンデラはホームランダーに子供は流産したと嘘ついていた。
ブッチャーはマンデラの自宅に侵入してホームランダーの最愛の人であるマンデラに爆弾をつけてホームランダーと対決する場面で現れたホームランダーはマンデラになぜ嘘ついたか聞くと「怖かったから」とのマンデラの答えを聞くとなぜか唐突にレーザーでマンデラをころしてしまう。本当の愛情はなかったんだと思って失望したのであろうか?。
であったとしてもホームランダーもいい大人なんだからそこは飲み込めよ。というか今や政府の重要人物のマンデラやっちゃったら言い逃れできない殺人罪ではないの?アメリカ政府自体敵にまわしてしまってこのドラマ余計ややこしくならないか?

そしてブッチャーは「仕方ない」といって爆弾のスイッチ押してしまうが次の場面でブッチャーは生きていて芝生に寝ている。近くにはホームランダーがいる。ギリギリで助けたと言われる。さらに近くにしんだはずの元妻ベッカがいて、8才に成長したホームランダーとの息子もいた。息子は当然ながら目が光る。ホームランダーは「我が息子よおれが父だ」と言う。

ここで終わり。

なんか最後は悪であったホームランダーが善になってブッチャーは空回りしてただけと言う、なんか夢オチみたいなラストであった。

僕はホームランダーの息子が生きているかもの流れになった時、スターウオーズのように父子対決になるのを期待したけどとんだ肩透かしだった。本来は10話完結のはじが8話で終わっているし、実質打ち切りでバタバタしたラストになってしまったのだろうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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