笹森礼子-天下を取る-殺られてたまるか(映画レビュー)

映画 ドラマ
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笹森礼子 天下を取る 1960年 7月 礼子20才

天下を取る

笹森礼子/キミ子 石原裕次郎/大門大太 長門裕之/亀村兵治 中原早苗/ユリ子 北原三枝/尾山沢子

植木等のサラリーマン映画のようなストーリー。ただあっちはゴマすりと機転でのし上がっていくが裕次郎の場合は喧嘩に勝利しながらのし上がっていった。礼子は話序盤からバーの女の子として登場するのだが今回、かなりかわいいー!

なんだろうこのすぐに惚れてしまうようなかわいさ。話が進んでいくにつれ、裕次郎が何回も叩きのめす愚連隊のリーダーの嫁ということがわかってくるのだが…

とはいってもヒロインは北原三枝であり、裕次郎と道着入社の新入社員であり係長の親父の縁故入社と思われる。この映画ではあまりセリフはないかわりに表情の演技が良かった。宴会のシーンでは「裕次郎を膝枕させてもいいのに」と心の声がでる日活としては珍しい演出。

北原三枝(当時27才)は身長162センチということだがどう見ても170くらいありそうだ。僕は背の高い女性は好みです。

裕次郎と長門裕之は入社早々ピンチに陥るが大きな商談をまとめ、さらに金子信雄と藤村有弘の悪事を暴いて会社から追い出し(現実は殴り合いばかりする裕次郎が懲戒免職になってしまうのだが…)裕次郎は社長へと歩みだし、めでたしめでたし。

殺られてたまるか 1964年11月 礼子24才

殺られてたまるか

笹森礼子/サヨ(バー「キャッスル」のマダム) 山本陽子/桂子(サヨの妹 二谷英明/都築敏(網走帰りのヤクザ) 玉川伊佐男/関根勝(インテリヤクザ。のち都築、北見と合名会社三進商事を立ち上げる) 梅野泰靖/北見 

倒置法によってまず二谷英明が深江彰喜らに刺されるシーンから始まる。このシーン、子供へのお土産持って川の地殻のアパートで刺されるところ、花形敬の最後と被る。オマージュかな?

その後3年前に遡り、二谷英明が池袋にやってきてチンピラに絡まれてる山本陽子を助けるところから物語が始まる。

いつも刑事役の玉川伊佐夫がいたから刑事かと思ったらこの街を乗取ろうとやってきた新進やくざであった。あと玉川の側近の梅野泰靖と三人で勢力を伸ばしていく。なかなか筋立ても凝っていて各所にこだわりもみられるいい映画なのになんで白黒なのだろう。

礼子はバーのオーナーマダムで妹が山本陽子だった。

今回の礼子はいつも和服でゆっくり落ち着いた性格の女を演じていた。カラーでみたかったわー。まあ二谷英明と恋仲になるがラブシーンとかはなかった。最後はハッピーエンドとなりいい映画であった。

(カラー化)

途中玉川も逮捕されて一人になった二谷英明が一刀会の会長のところに乗り込むところあれは結局会長が生き別れた二谷英明の父ということだったのだろうか。

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