青い山脈 1963年1月 小百合17才
吉永小百合/寺沢新子
浜田光夫/金谷六助(六さん)
高橋英樹/富永安吉(ガンちゃん)
芦川いづみ/島崎雪子(27才)(女教師)
二谷英明/沼田玉雄(校医兼開業医)
南田洋子/梅太郎(芸者)(笹井とら)
田代みどり/笹井和子(梅太郎の妹)
松尾嘉代/駒子(序盤に具合悪くして寝て沼田の回診を受ける梅太郎の同僚の芸者)
進千賀子/松山浅子(赤メガネで偽ラブレターを出した子)
水森久美子/高校生A(お下げ髪のかわいい子)
辻野 房子/高校生B(水森久美子の左隣の席の子)
近藤宏/PTA会議のときのチョビヒゲメガネ
これは良かった。なにがいいかと言うとこれまで見たアマゾンプライム日活のカラー映画の中で一番画質がいい。特別にいいフィルムを使っていたのか保存状態がよかったのかとにかくくっきりハッキリの画像である。
それから日活オールスター総出演というだけあって出演者が豪華だ。
また画質がいいから感じたのかもしれないが吉永小百合のほかの女子高生役の子達がかわいい。
最初に颯爽とバイクに乗った吉永小百合
が自転車に乗った生徒を転ばしてしまったところから事件がはじまる。この転ばされて後に偽ラブレターを出したと白状したメガネの子の進千賀子
ホームルームで発言するお下げ髪の水森久美子
その隣の席の辻野 房子
この子達は小百合が浜田光夫と一緒に歩いてるところをつけてくるところで勢揃いしたシーンがあります。
これらの女優さんは色々なサイトで調べて判明しました。改めて調べると上記の子達は今まで見てきた映画に結構出ており、見過ごしていました。やはり白黒やぼやっとしたカラーだったからでしょうか。そう考えると4k時代の今は昔より綺麗に見えて当然かもしれません。(逆に見えすぎてお肌の荒れとかも見えてしまって困るという記事も見たことがあります。)
それからこの映画での先生役の芦川いづみの美しさに驚いた。主役の吉永小百合を食ってしまっている。ずっと見ていられる。
この時27才のはずだがもっと若く見える。
あと途中のPTA役員会議でなんと北上夜曲で松原智恵子をレイ◯した憎いやつがでているではないか!この人近藤宏は北上夜曲では大学生役だったがこの映画では中年後期みたいな役だ。(いつも悪役だが幅広くこなしてるのね。)
この映画も吉永小百合と浜田光夫の黄金コンビである。ホームルームで転んで抱き合ってるように見えたかもと言った小百合の回想シーンでは結構ガッツリ抱き合っていた。
最後に後の日テレ青春ドラマで定番となる海に向かって叫んで告白するシーンがある。海に向かってるけどなぜかこだまが返ってきてます。
ここでなんとなく終わってしまってるが映画最初に二谷英明の医者が回診した妊娠中絶したであろう松尾嘉代(駒子)を孕ませた犯人の町会議員への復讐の回収は成されていないまま終わってしまっていた。偽ラブレター事件の収拾もなんとなくもやっとしたまま。
小百合と千賀子は最後仲直りして終わったのは良かった。
大出世物語(白黒) 1961年1月 小百合15才
吉永小百合/河野高子
小沢昭一/河野六左衛門(六さん)
浜田光夫/安井健一(印刷会社の社長息子)
渡辺美佐子/神田広子(行商人)
※白黒映画です。画像はカラー化してあります。
60分と短く飽きさせない映画。主人公は小沢昭一で小百合は主人公の娘で所々に出てくる。貧乏ながらも弟達の面倒みて亡き母親代わりに家事もがんばる明るい高校生。
浜田光夫と仲がいいが廃品回収業者の父親が浜田の父親の印刷会社の廃棄紙を貰いに会社に通っているのを引け目に感じている。
最初見た時は相手が浜田光夫とは気づかなかった。いつもの浜田とは違ってなんか気配が薄かった。髪型がスポーツ刈りでなかったからかもしれない。場面は印刷工場と家の周辺と学校へ行く道ぐらいしかなくて予算かなり安く作られてそうだ。
小沢は最初は工場の従業員に召使いのように使われている。飯時には従業員にお茶を注いでまわり、小間使のようにパシリをしている。食事シーンが美味しそう。渡辺美佐子は社長と呼ばれて物売りに会社の中に出入りしている。こういう人間的な振る舞いが許されている時代が羨ましい。昔は学校の廊下で科学と学習をおばさんが売ってたっけ。良い時代だったなあ。
小沢は実は株で儲けていた。小百合の家のラジオから株価の放送が聞こえてくるシーンがある。
劇中小沢が50倍100倍になった株もあったと言ってた。この頃は高度経済成長でどの株も買えば必ずあがつていたからなあいい時代だ。この頃に投資したかったわー。今数千円の株価でもこの頃は数十円だからね。
印刷会社の取引先の手形の不渡りで印刷会社が潰れかかったときに儲けた金で会社を救い、一気に社長に成り代わってしまうという大出世物語。小百合と浜田の立場やセリフも逆転してしまう。
二人共若く初々しい。
多分だけど昔にテレビで見た気がした。
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