大巨獣ガッパ 1967年4月 陽子 25才(劇中年齢22才)
山本陽子/小柳糸子
川地民夫/黒崎浩
小高雄二/殿岡大造
和田浩治/町田
藤竜也/ジョージ・井上
昔あった怪獣写真、紫の30円(10円だったかな?)の袋にはいっていた生写真。その中に入っていたガッパはかなりデカかった印象。当時のゴジラとかが50mなのに対しガッパは100m。(と思ってたが今調べると70mとしてたり60mとしてたりある)子供の時の写真かなんかで車の高さが、他の怪獣だと足首くらいの高さに対し、ガッパは親指の高さだったことからガッパはデカいという印象をずっと持っていた。(ちなみに普通の家の子は1枚ずつ綴り帳から引き抜いて買うので持っている怪獣が重複してしまうのがしょっちゅうだが、金持ちの子はこの怪獣生写真を台帳ごと買うので逆に無駄なく買うことができた。金持ちは常に得するようにできている。)中学に上がる近所のお兄さんにコレクションを貰ったのはすごく嬉しかった思い出。
このガッパ、映画途中で河口湖の中に隠れるシーンがあり、水中映像だと湖底に立っているシーンがあった。しかし今調べたら河口湖水深15mだった。w
水陸空を駆け回る万能怪獣ガッパ
とにかくツッコミどころしかない映画だ。物理法則完全無視の飛行シーン。まあ、無重力器官があるのだろう。まあまあ、物理法則完全無視なのは良くあることでいい。盛大に噴火している島に敢えて女連れで上陸してしまうのも話の都合上いいだろう。びっくりしたのが今は退役したF104戦闘機との激闘シーンで空の絵を書いたスタジオセットの衝立の上が切れてスタジオ内が映ってしまっている!
左上の一見コックピットの構造物の影かと思える黒い影は空のセット絵の上の切れ目である。これ編集で気がつかなかったのだろうか。それといかにも針金で作った十字もダサい。こういうところをちゃんとHUDにするだけで少年心は爆上がりするのになあ。まあ色々と雑なのである。
トーテムポールみたいな石像を川地民夫が指さして「イースター島にあるのと同じだ」といっていたがイースター島のモアイ像とはまったく似ていません。
左オベリスク島の像、右モアイ像
さて山本陽子嬢、今回冒頭からお腹を出して頑張っています。
一応小高雄二と川地民夫の間でちょっとだけ恋愛要素があります。
最後のほうガッパ親子の再会シーン、子供の頃の記憶だと夕焼けだったと思ってたが実は朝焼けでした。色々発見があるものだ。
陽子もガッパの親子愛を見て雑誌カメラマンは辞めて家庭でよき妻、よき母となりたいと心に決めたのだった。
嵐の果し状 1968年8月 陽子26才
山本陽子/小雪
小林旭/谷村征次郎
高橋英樹/矢切直明
野川由美子/川菜屋・お京=野川由美子
杉良太郎/川菜屋・佐吉
時代は大正7年(劇中米騒動の号外が出る)、場所は四国高松(四国の街とテロップがでてロケ地も高松)。回船業の育ての親のもとに小林旭が帰ってきて地元のやくざと戦う話し。そこに同じく元回船業の息子の杉良太郎と元貴族の高橋英樹が絡んできて長ドスを主としたけんかアクションが始まる。
高橋英樹が別人のように重厚な役作りをしています。雨の中に消えてで小百合の尻に引かれている英樹はいません。
山本陽子はほんの脇役で芸者の娘として登場。小林旭の店の親父が芸者に産ませた娘。
見どころ、悪徳商人に手込にされそうになる陽子
(外に逃げようとしたら戸がしまっていて絶体絶命、あわやというところで腕に噛みついて逃げました、もう、全然乱れてない。後の黒革の手帳ではわりと露出してたのに26でまだまだお固かった。)
この映画のヒロインは野川由美子。ウィキペディアだと時代劇の出演が多かった。この頃はナベプロ所属のころだろうか。
映画では英樹がまず死んで最後は杉良太郎と小林旭が悪を成敗してハッピーエンド。
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