松原智恵子出演作感想7ー恋のつむじ風ー愛する明日

映画 ドラマ
スポンサーリンク

恋のつむじ風 1969年3月 智恵子24才

 

松原智恵子/松山アカネ あだ名ウエスト

太田雅子/竹野アオイ あだ名ヒップ

長谷川照子/梅村ミドリ あだ名バスト

杉良太郎/一ノ瀬俊平 

山本陽子/河井令子(三ヶ月前に婚約者を山で亡くしている。東京に出て来た杉良太郎といい感じになる。)

川口亘/双見安彦(金属会副社長秘書、副社長だと嘘をつくプレイボーイ)

和田浩治/三原公夫(智恵子が働く喫茶店マスター)

 

日活所属9年目にしての智恵子初の単独主演映画。

題名みるとバリバリのラブコメ物が始まるのかと見始めるもいきなり北海道の雪景色から働く村の青年の映像がながれ、なんだこれと思ってると、智恵子の結婚式場面になる。

映画冒頭智恵子の結婚式から始まる(花嫁が智恵子)横にいるのが太田雅子(梶芽衣子)

え?田舎が舞台?と思ってたら、太田雅子が式をぶち壊し、杉の子供を妊娠したという女も式に現れ、智恵子は太田雅子と一緒に式を逃げ出し、そのまま東京行きの飛行機に乗る。あ、やっぱり東京でるのか良かった。と思う。東京では太田雅子がルームシェアしている女性を紹介され、三人はそれぞれバスト、ウエスト、ヒップとお互いを呼び合い共同生活が始まる。途中にいしだあゆみのブルーライト横浜とかの歌謡シーンが入りMVとしての記録映像としてもアクセントになっている。筋らしい筋はなく、世相やファッションを映して当時の東京の若者の生態(ただしパリピ)が伺える。智恵子は太田雅子のツテで喫茶店で働き始める。川口亘に目を付けられてあちこち行くが、途中で東京サマーランドに行くシーンがあり、この映画の最大のハイライト、智恵子のビキニが見られる。波のプールで戯れる智恵子。(実はYOU TUBEでこの時のニュース映像を見せてるものがあり、それが切っ掛けでこの映画をみた。)

水に濡れたからだが艶めかしい智恵子

さらに三人のシェアハウス内で智恵子が着替えで下着姿になるシーンもある。入浴シーンもある。

着替えをする智恵子。後ろでへんなかつらをかぶっているのが太田雅子(梶芽衣子)

入浴シーンも絵になる智恵子

(さすが智恵子の名前で客を呼ぼうとした単独主演映画。智恵子ファン歓喜のフルPV仕様)他にも北海道から追い掛けてきた杉良太郎との話合いがなぜか手打ちパチンコしながらだし当時の記録映像的側面が多い。

なぜパチンコ屋で話し合いをするのだろう。玉をそれなりに出していた。

その他智恵子の友達の太田雅子(梶芽衣子)がMEGUMIみたいな感じで当時のはすっぱな若い女を演じていてかわいい。(恋人役で沖雅也も出ている。)

智恵子はバイト先のマスター(和田浩司)にも言い寄られるが結局東京で智恵子にちょっかい出してくる男はろくでもないやつばかりだったというのが後半に判明して、杉良太郎が孕ませたという女も太田雅子の仕込みだったとわかり(しかも本当の父親はなんと喫煙店マスター和田浩司で最後のほうでなにかの犯罪で逮捕されてた。)、杉良太郎と仲直りしてキスシーンでエンディング。

元サヤになってめでたし

愛する明日 1969年 5月 智恵子24才

 

松原智恵子/矢代美智子

伊東ゆかり/水沢洋子

和田浩治 /阿部信一

ザワイルドワンズ一同/写真部メンバー

中山仁/宮原威太郎

 

伊東ゆかりとのダブル主演。ゆかりと智恵子は大学生で校内のアイドル。ワイルドワンズ一同の写真部は二人の盗撮写真とスケジュール情報を売って金もうけしてる。そのうち本人達にも知られるが開き直ってブロマイド撮影に協力して二人でポーズとって写真撮らせて売り上げを頂く。写真撮るシーンはPVのようで楽しい。

左が伊東ゆかり右が智恵子。伊藤ゆかりのポーズはこの時代の流行である。(他のタレントもこのポーズの写真よく見た)

ゆかりは孤児院に住み込みで子供たちを世話している。智恵子の趣味は海外の人々との文通だ。智恵子の恋人は和田だが会うといつも口喧嘩になる。そのうちブラジルのペンフレンドで金持ち宮原(中山)が日本に来ることになり智恵子と会おうということになる。外国育ちの中山が初対面の智恵子に会うなり抱きついて智恵子は「お母さーん」と悲鳴を上げる。

サインはVのコーチの印象しかない中山仁。楽しそう

孤児院の存続問題解決の為ゆかりと智恵子のショーをすることになって智恵子また歌歌うのかと期待したがMCだけで歌はゆかりだけだった。残念。

ノースリーブのピンクの衣装を着てかわいい智恵子(胸に目がいってしまう)

本作の智恵子は身勝手な役だ。ちよっと癖が強い性格を演じている。中山と会うのに邪魔だからと和田をゆかりに預けるも、中山と会ってもなんか違うと言うし、ゆかりと和田が仲良くなると嫉妬する。智恵子のショーの開演直前に「これは違う」と言いだしてステージ衣装のままもう帰る中山に寄付をお願いしに飛び出す。お客は二人が出てこないので大ブーイングだ。(ピンクの衣装を着た智恵子がかわいい)(途中通る大きな木に挟まれた道はドラマでよく使われるところか?)

この風景ドラマでよく見る場所だ。(愛という名のもとにとか)

最後は遅ればせながらショーにも出演して中山も寄付をして大団円。(最後の智恵子、ゆかり、中山、和田のかけ合いのところ智恵子と和田がよりを戻す格好になってゆかりの寂しそうな表情が切ない)

表情の演技をする伊東ゆかり

あと学生運動の党員でメット被ったメガネの女(曽我町子)が印象的だ。曽我町子はレインボーマンのゴッドイグアナを後に演じていてこの映画のときは初代おばけのQ太郎の声をやっていたということで子供たちの興味も引けるように日活が配慮したのだろうか。

松原智恵子の映画作品はアマゾンプライムで見れます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました