ハートオブウーマン 感想 レビュー ラブコメなんだけど意外に感動ものだった

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ハートオブウーマン(2000年 米)、冒頭から序盤までは正直、非モテ男としては見るのがつらい描写が続いていて年末に録っておいたのをちょっと見てはやめを繰り返していたがゴールデンウイークにぼーっと見始めたら途中からすごく面白くなってきて最後は感動した。久しぶりの自分の中のヒットだったのでレビューしたい。

主演(役名ニック)はリーサルウエポンなど通常はアクション俳優であるメルギブソン(この映画当時44歳)。ヒロイン(役名ダーシー)はヘレンハント(当時37歳)「ジェットローラーコースター(これ映画館でみた。なつかしい!)、ツイスター他」

あーこの題名知ってる聞いたことあるってだけの予備知識ゼロで、どうせニューヨークあたりのラブコメだろうと思って見始めた。

冒頭主人公ニックは母親がダンサーで子供の頃からセクシーおねいさんに囲まれて育つ様子が描かれる。そのせいで華やかな性格になり、女性を口説き落とすのもお手の物のプレイボーイに育つ。この時点で私はもう見るのが苦痛で何回も途中挫折していました。

前にジェニファーコネリーの「ジェニファーの恋愛同盟」があまりにつまらなさ過ぎて見始めてからぶつ切りでみて3年かかって見終わった時があったがこの映画もそんな感じになるのかなと思ってましたが・・

大人になったニックは広告代理店で自室と秘書を二人持つまでに出世していて専用警備員付きの高級マンションに住んで毎日タクシーで会社にいく日々。毎朝寄るコーヒーショップでバイトしてる女優志願の女の子をゲームのように軽いノリで口説いている。(ココらへんは黄金の80年代のアメリカ映画のテンプレ通りで自然にハイな気分になってきたのでなんとか視聴を継続していた。)

ニックはバツイチの独身で一人娘は別れた相手に付いて行き、近々元妻が再婚するというのでもう養育費を払わなくて済むようになるのでうれしい。(このあたりは自分がニックになった気分で見るとなぜかワクワクしてくる)配役がメルギブソンという硬派な役者が軽薄男を演じているので絶妙なバランスでムナクソにならずに済んでいる。

そんなニックももう少しでクリエイテブディレクターへの昇進がかかっていたが、ある日社長に呼び出されてついに昇進か?!と思ったら大抜擢で他社からダーシーという女性が自分が狙っていたポストで中途で入ってくることを聞かされ大ショック。売上が年々落ちてきた会社が今までの男性向け商品ばかりだった広告代理業務を女性向け商品にも幅を広げるために他社で女性向け商品で実績を上げた敏腕マネージャーのダーシーを社長がスカウトしてきたのだった。

ダーシーは初日の挨拶の日にいきなり並み居る男性社員に女性向けのシャンプーやらブラやらパンスト等が入った箱を配り始め、明日までにこれらを売り出す方策を考えて来い、一人一人発表してもらうと言う。

ニックはかなり反発しながらもいやいや家に帰って自分でワックス脱毛したりパンスト履いたりと奮闘してみたが運悪く元妻の新婚旅行の間預かっていた娘(彼氏を連れてきたきた)に女物のあれやこれやを付けていたところを見られてしまい型なしに。。

娘があきれて家を出てった後ドライヤーを使っていた時ニックの不注意で浴槽にドボンしてしまいあわやドライヤーで感電死しそうになるが必死に浴槽から逃げようとするも方足浴槽につけたまま感電して気絶してしまう。

その翌日毎日来る契約家政婦みたいな人に呆れられながら起こされるとなんとニックは女性の心がテレパシーでわかるようになっていた!(ここでやっとこの映画の主要ギミックに気づいて俄然面白くなりました。題名も”女性の心”なーるへそです。)

この心がわかるようになってからの福線描写とかが面白い。ニックに絡む主な女性は上司のダーシーと、コーヒーショップのローラと、会社の郵便係のエリンになるが彼女たちとの関係が同時進行的に進む。

コーヒーショップのローラの心を読んだニックはいつもつれない態度の彼女が彼氏と別れて半年で実はまんざらでもなかったというのがわかって言葉巧みに彼女のアパートのベッドにイン。

イザッってときに彼女の「あー今日も演技しなきゃな」って心の声が聞こえてきて一旦は萎えてしまうものの、その後のローラの細かな心の声の性技の要求に答えながらHを進めた結果「これ以上ないくらいすごい、満足だったー!」との大絶賛を浴びる。(こうなると逆に”一仕事やってやったぜ”的な別の感情が出てきますww)

会社の郵便係のエリンはコピーライター志望で入ったもののニックが書類を一瞥しただけで面接も受けさせてもらえず郵便係の臨時社員としてしか雇ってもらえず悩んでいたがそんなエリンの心の声がニックに届き、映画終盤ではニックが絶望のエリンを救います。この辺感動しました。

 

上司のダーシーはニックに心を読まれて次々にニックに先手を打たれてしまい、一時は首にされそうになりますが、最後のほうはニックも改心して社長に全てを打ち明けて二人はラブラブのハッピーエンド。

この映画なんとなくセットとかも80年代チックなんですが携帯電話を皆が使っているシーンや、劇中の21世紀の幕開けにふさわしい女性ディレクターなんて言葉などで、ああ2000年なんだ、と再確認するほどポップな80年代テイストに溢れています。僕もコーヒーショップの店員から社長までファーストネームで呼び合うようなポップでフランクな生活をしてみたいと思いました。

本当にテンポがよく、最初のニックの子供シーンこそ少しイラっときますが大人になってからの描写は、いわゆるそこ意地の悪い面倒くさいやつが登場することもなく、ほぼみんな良い人ばかりで安心して楽しめるラブコメ映画に仕上がってます。見終わるとほっこり感動するような気分になりました。

 

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