俺たちの血が許さない 1964年10月 智恵子19歳
松原智恵子/郷田ヤス子
小林旭/浅利良太
高橋英樹/浅利慎次
これは松原智恵子のPVと考えればなかなかにエロい智恵子が映しだされており非常に満足であった。最初のころ智恵子はなかなか画面に出てこずに声だけ聞こえてる状態。そして小林旭の秘書として画面に出てきた時がこれ
いいよいいよケバイ智恵子もイイ。別人かと思った。
智恵子はスパイとしてボスから小林旭の元へ送り込まれてるのだがいけないと知りつつ旭を愛してしまうのであった。
そしてこれ
なんだこのポーズこれがヌーベルバーグか?
そして
旭との事後の朝、自ら胸に手をもっていっている。
しかしその2分後...智恵子のさらに様子を伺っていたボーイがボスにチクり、無念である。
そんなわけでセクシー智恵子すごくいい映画だった。
本筋としてはやくざの父親の血を引く旭はやくざ経営のナイトクラブに支配人でボスからも一目置かれているが智恵子のこともあり反旗を翻し、豪快な性格の弟の高橋英樹もやはり血は争えず、争いごとが好きで旭と一緒に戦う。。。が、この映画もまたラスボスは倒されることもなくなにか釈然としない終わり方を迎え、カタルシス不足だ。
真紅な海が呼んでるぜ 1965年7月智恵子20才
松原智恵子/萩村葉子
渡哲也/津川了次
中原早苗/相原真弓、津川和枝(二役)
二谷英明/津川雄作
渡哲也(新人)のクレジットでなんかほっぺがまだシュッとしている。この映画のヒロインは中原早苗でかなり出ずっぱりだ。映画のなかでは元歌劇団で騙されて香港へ売られてたまたま二谷英明に見つけられて日本に密入国して戻ってきた。二谷の元妻に顔がにていたのだ。
船倉に隠れているところを渡哲也に見つかる早苗。
ダンスを披露するがほんとに歌劇団出身かと思うほどうまい。
なんだかんだあるが早苗は渡哲也を好きになり渡哲也も好きだという。
智恵子は今回、前に渡りが誤って兄を死なせてしまった妹で両親が亡くなったあとの定食屋を健気に営む若い女にとして出てくる。
親父がつくった借金のために港のボスから狙われてあくどい借金とりが店に訪れるが狙いは美しい智恵子の身体だ。金を返さなければボス所有のナイトクラブで働けと迫ってくるがボスは金が出来たとしても智恵子を頂くつもりだ。
渡は兄の二谷英明の密輸入で作った金を智恵子に届けると言うが約束の期限までに来なかったために智恵子はみずからボスのクラブへ行った。
喜んだボスは智恵子を美容院へ連れていき奇麗に化粧させて服を着替えさせた。
リボンをつけたポニーテールの智恵子かわいい(ボスよくやった)
タッチの差で金を届けるのを間に合わなかった渡は相棒の黒人のルイとともに智恵子を取り戻すため殴り込んで大暴れ。
なんとか智恵子の奪還に成功したが智恵子からは「あなたとわたしの繋がりは死んだ兄でありこれからは関係ない」と言われてしまいそのまま別れることに。
渡は中原早苗と崖の上の家で暮らし始める。
ここはどこだ?すごい立地
二谷英明は自分の船に乗せまいと大阪の元嫁の元に金を届けさせその間に出航しようとする。(離婚して再婚した元嫁和枝だが再婚相手が病気になり、心配した二谷が定期的に金を渡していたのだ。この元嫁を中原早苗が二役で演じているが、こちらは落ち着いた演技で別人を演じていた。)兄の意図に気づいた渡は急いで帰ってまた兄の二谷英明の船に乗り込むのだった。
家に帰った中原早苗が渡がついさっきまで家にいて、船に乗ったことを鏡にかいたルージュの伝言で知ると家から港まで走る。この走るシーンが印象的で前から後ろから上からと撮影して延々と続く。
今はかなり懐かしい横ロープが上下する踏切。
走る走る30才
「バカヤローまってるよ」と涙の中原早苗
晴れ晴れと航海に出て行く兄弟。
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