夜のバラを消せ 1966年7月 いづみ30才
芦川いづみ/鶴代
石原裕次郎/徳川新六
由美かおる/飛鳥井ゆかり
スパイ物とか解説に書いてあったがスパイは出てこない。いつものモテモテ裕次郎は出てくる。裕次郎はフィクサーであり、みなしごから育ててもらった東野英治郎から指令を受けて秘密の爆発する液体を密輸出して私腹を肥やそうとする一味を探っている。由美かおるはそのうちの一人の愛人で裕次郎が妾宅に忍び込むとすぐにメロメロになって抱いて抱いてとなる。この映画のなかでモテモテなのだがほんとにやったのは西尾三枝子だけ。(白いおしりにエアブラシでイニシャル書くシーンが艶めかしい)しかしだ。。悲しいかなもうこのころの裕次郎はどっからどうみても七曲署の”ボス”にしか見えないのだ。つまり太ってしまっている。もう「あれあれ伸びちゃったー!」なんて言ってるガキ大将を大人にしたような少年ぽさはなく貫禄のあるおやじである。
いづみは東野英治郎のそばに使える愛人であり、お茶を裕次郎に出して目を合わせただけで東野から手をピシャリと叩かれれる。そのあざは2,3本あり、日頃から叩かれているのが慮られる。
またある時は事態の報告に裕次郎が東野の寝室を訪れると東野は裸でいづみに抱き着いていまからいたそうというところだった。
黄門様、ご無体なー
悪のグループの中での仲間割れや藤竜也と製薬会社娘との間の愛憎と藤竜也の射殺されの等挟みつつ実は東野が真の黒幕だったことがわかり、裕次郎を拳銃で始末しようとしたところ後ろからいづみが東野をぶすり。だがいづみはそのすぐ後虫の息の手下が放った銃弾に倒れる。いづみはかわいそうな役が多いなあ。
大学の暴れん坊 1959年11月 いづみ 24才
芦川いづみ/人見千恵子
赤木圭一郎/竜崎三四郎
葉山良二/田口喬
白木マリ/三原圭子
藤村有弘/小沢
これはかなり柔道の練習したのだろうか、運動神経がいいからか赤木圭一郎の柔道技がかなり様になっている。
今回いづみは最初に赤木に試合で投げ飛ばされて柔道一直線よろしく道場のはめ板破る勢いで壁にぶち当てられて入院した選手の妹。
だが今回、僕は赤木の行きつけのカレー屋の看板娘白木万理が気になってしまった。なんというかバランスが良いのだ。特にクセのある性格でもなく、しごく真っ当なことを言う。それでいて顔が良い。スタイルもよい。
今回は赤木はいづみに行くことも寄られることもなく、白木万理一筋であった。
今回藤村有弘がいつもの変な中国人のブローカー役ではなく大学6年生の良い側のほうの役で最後までいた。それも結構出番があった。今回は赤木は銃を撃つこともなく、真っ当な素手の喧嘩で地上げ屋やくざ達を延ばして終わった。(相変わらずラスボスは健在であの後が怖いと思った。)
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