和泉雅子-君は恋人

映画 ドラマ
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君は恋人 1967年11月 雅子20才

君は恋人

和泉雅子/雅子

浜田光夫/矢代光夫

松原智恵子(22才)、吉永小百合(22歳)、太田雅子(20才)、芦川いづみ(32才)、山本陽子(24歳)、橘和子(17才)、浅丘ルリ子(27才)

渡哲也、石原裕次郎、小林旭、近藤紘、宍戸錠、和田浩治、高橋英樹、坂本九

これはそのうち見ようと思っていたらプライム期間があと4日になってしまっていて急いでみたのだが、この日活シリーズをたくさん見た後でのタイミングで本当によかった。この映画は浜田光夫が暴漢に目を怪我させられて1年4か月療養後の復帰第一作の記念的映画ですごくたくさんの日活のスターや当時の歌手が出演していて出てくるたびにちょっと感動した。日活映画見る前だったらこの感動はなかったであろう。ちなみに松原智恵子は浜田がスタジオ入りする場面で他の俳優達と励ますところである、この場面日活に入ったばかりの橘和子もいてなかなかに貴重である。

映画は劇中劇みたいな感じで渡哲也が脚本家の役でストーリーが気に入らないと堺正章が言って渡の家の前で大音量で演奏して書き直させたりしてる。また九ちゃんがでてくる場面では「次はラストシーンだ」とか解説みたいなこともしてる。この映画のちょっと後の生放送のテレビドラマ「お荷物小荷物」みたいなノリである。(お荷物小荷物にも浜田は出演した。)

あととにかく劇中歌が多い多い、半分くらい歌ってたんではないだろうか。浜田も3曲くらい歌っている。克美しげるもでてきて歌い割りと重要な役をしてるがこの人は後に愛人をこ◯してしまうんだなあという目でしかみえなかった。

浜田光夫に刺されるも起訴は取り下げて「前途ある若者に傷を付けられない」なんてこと言ってる場面だが後に自分が現実世界で重大事件の加害者側にまわることになるとはなにか因縁を感じる。

また坂本九ちゃんと浜田光夫がステージ上で対談するシーンでは九ちゃんが「もう大丈夫?帰ってきてくれて嬉しいよ」などとのセリフがあるがこれも後に本人が123便の墜落事故の犠牲者になって現実世界から帰ってしまうことを考えるとなにか暗示的なものも感じてしまう。(ちなみに明石家さんまは123便に乗るのを取りやめていた。)

あとこの映画ジャニーズというアイドル的なグループがでてきて歌とウエストサイド物語的なダンス披露する。あおい輝彦も所属していたジャニーズの元祖男性グループだ。

あー!これがジャニーズ事務所の初代グループ、”ジャニーズ”だ。なにせ芸能事務所結成前の野球チームジャニーズ時代からの本当の始祖である。(ちなみにこの映画公開後1ヶ月後に解散)

和泉雅子は劇中浜田光夫が関わる定食屋で働いていて浜田にヤクザをやめるように説得する。

新宿が舞台だがこんな高台あったっけ?

吉永小百合は雅子の定食屋の近くのキリスト教会でオルガン弾いていて雅子と知り合いになる。小百合は浜田が中学の時の初恋相手で探している最中。浜田のことを好きな雅子が小百合の存在を浜田に知らせるか迷った末に浜田をつれていくが、弾いていたのは山本陽子でウエディングマーチを弾いている。誰かの結婚式のようだ。

なんと吉永小百合はその結婚式の花嫁だった。浜田は肩を落として去るのだった。

最後の乱闘の後浜田光夫は負傷して入院してなにか世話をしている看護婦。画面切り替わって正面にまわるとその後ろ姿は芦川いづみだった!にくい演出だ。ハッとした。

茶髪にしているナース服のいづみ。右は二谷英明。

宍戸錠はちょっと出てすぐラスベガスへ行ってしまいその間に子分どもが好き勝手やるというストーリーで最後戻ってくるのかと思ったらそれっきり。

後、珍しいことに水の江瀧子も出演していた。

勿論近藤紘も割と重要な役で出演、浜田に刺されて、テイク2では井上順に花瓶で頭を殴られていた。

ここで書いた以外にも男優女優悪役総出演のオールスター映画です。

 

 

 

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