oota松原智恵子の映画を追う中で気になる女優太田雅子出演映画について感想を書いていきたくなった。ちなみに僕は梶芽衣子時代より太田雅子時代の普通の女の子を演じていた時のほうが好きだ。なのであえて太田雅子名義で書いていく。
青春前期 青い果実 1965年5月 雅子18才
太田雅子/河合奈津子
太田博之/椎ノ木武志
吉村実子/青戸閏子
太田雅子は(新人)とテロップ入りながら堂々の主演である。日活の期待も大きかろうというもの。相手の太田博之はジャニーズ顔のイケメンである。
物語変わった転校生太田博之が転校してきたとこから始まり、太田雅子はすぐに気になって良く一緒にいるようになる。
一緒にいるところを不良大学生グループ3人に絡まれるが太田博之が華麗な喧嘩で蹴散らしてしまう。
ある日夜7時に歩道橋のうえで落ち合って知り合いの乗馬クラブで馬を見ようと約束するが、色々な事情で雅子は遅れてしまうが太田博之はもう帰っていた。まだ来るかも知れないと一人で歩道橋の上にいたところ先日の不良大学生3人組に見つかってしまい、追いかけられて工事現場に追い詰められて、ついにレイ〇されてしまう。一人にやられたところで近くの警備員が駆けつけて助かった。
この前後の数時間の出来事が細かに描かれ、映画ながらあそこであれが無ければとかつらつら我が事のように考えてしまった。
この事件を契機にカンカンガクガクするという映画。映画の太田雅子は傷口に泥みたいなことになって自〇未遂までいってしまう。
ちなみに犯人は太田博之が最後仇をとってくれます。
昭和の映画ってほんと簡単にレイ〇シーンが差し挟まるよね。重大事件なのにね。太田雅子の初主演だと思うがいきなりヘビーな映画になってしまった。
あいつとの冒険 1965年9月 太田雅子18才
太田雅子/宗方紀子
太田博之/葉山光夫
前作に引き続き太田博之との共演でのダブル主演である。青春前期では重いテーマだってが、こちらは打って変わって甘酸っぱい青春ストーリーとなっている。クラス委員の太田雅子と普通の男子高校生太田博之が二人で伊豆を旅する。
未舗装の道路も今では憧れだよ。
当時の高校生男女が二人で泊まりがけでの旅行は倫理的に問題でそれでも二人は純血を保って旅をしていく。当時も今も少年少女の夢を具現化したようなストーリーだ。僕もあんな経験がしたかったよー。この映画は繰り返し見たくなる。なんでカラーで撮らなかったかなー。
途中でもらったケーキで疑似結婚式をする二人。なんだこの桃源郷。
高校生を演じる太田雅子好きだなー。
昭和40年だけど現代でも充分人気出そう。というかいつも思うけど昭和40年前後でも昔昔してないんだよね。実はいい時代だったんだろうな。
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