和泉雅子-おゆきさん(映画レビュー)

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おゆきさん(白黒) 1966年12月 和泉雅子19才

おゆきさん

和泉雅子/おゆき(石津祐紀子)

松原智恵子/クイズを読む松原智恵子本人として出演

笠置衆/平山良吉

松尾嘉代/平山洋子

松山省ニ/碌ちゃん

新克利/川田

 

日活青春映画お得意のヒロインはお手伝いさん。和泉雅子演ずるおゆきは古風な佇まいを身に着けているものの思った事はハッキリ言う芯の強い女。

平山良吉(笠置衆)はおゆきが奉公する家の主の大学教授。このシチュエーションもよくあるが当時の大学教授ってそんなに儲かってたのだろうか?

このセレブな家並みの風景がまたいい。無舗装の道路に金持ち屋敷がたちならんでる。

松尾嘉代はおゆきが勉める家のお嬢様で近々結婚するが父は結婚が気に入らない。まあなんだかんだで結婚するのだが。

松尾嘉代奇麗だったのでカラー化しました。

小さい頃両親を亡くしてるおゆきは良吉を実の父のように慕い、周囲に怪しい関係ではないかとうわさされるのだが確かに途中の笠置衆の目つきとか見るといやらしい感じがでていた。当時主人が使用人と出来てしまい妊娠させたなんてよくある話だったからだ。

最後のほうは親子の情で良吉もいやらしい感情はないと何度も言う場面があり、養女にしようとまで言うが、でもあわよくばはあったであろう。

 

おゆきは映画好きで松尾嘉代が内緒で申し込んだジャンル分けのテレビクイズ番組に映画部門で出演することになる。これは5週連続正解すると100万円貰えるもので最後の100万円がかかった回でクイズを読み上げるのが松原智恵子本人役で智恵子がでてくる。

これは同じ頃撮影してたであろう「あなたの命」の髪型と同じだ

おゆきは見事100万円を獲得する。

 

おゆきはもともと碌ちゃん(松山省ニ)と仲良くしていたが途中で良吉の研究室の助手?の川田が出てきて川田の婚約者が交通事故死したのをおゆきが同情して泣いたのをきっかけに川田に惚れられてしまい結婚を申し込まれてしまう。ジャイアンのような川田の押しで最後は川田と結婚してしまう。もともとおゆきは碌ちゃんに惚れてたわけではないとはいえ、碌ちゃんが結婚式前日に平田家にやってきて悔し涙で良吉に慰められるのは哀れだ。 

この川田役の新克利も碌ちゃん役の松山省ニも昭和40年代のテレビドラマでよく見た顔だ。

この映画日活標準の90分ものなのだがなかなかに内容が濃い映画だった。

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