松原智恵子-さすらい-華やかな女豹(映画レビュー)

映画 ドラマ
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さすらい 1962年2月 智恵子17才

さすらい

松原智恵子/若原美也子

小林旭/佐竹正二

沢本忠雄/津川浩

南風夕子/春美

佐々木高丸/黒木隆造

 

またサーカスを舞台にした作品だが「地獄の夜は真紅だぜ」の前の作品だサーカスの小道具が勿体ないので二本作ったのか?団長も地獄のと同じ団長が演じている。

今回の智恵子のサーカスの芸は空中ブランコだ。

旭は最初から空中ブランコの受け手としてサーカスの団員である。しかし最初の様団では旭にうまく飛び手が繋がらずに落ちて死んでしまい、智恵子にも責められ旭はサーカスを去った。そのサーカス団は客入りが悪くなり、潰れた。

智恵子は一度はサーカスから離れるもまた違うサーカス団に入った。そのサーカスの団長はヤクザ金融から2000万円の借金がある。

旭は一度は船乗りになるも港に着くと2000万を取り立てようとするヤクザからスカウトされ、監視を名目にサーカスの中に入り込む。

また旭と智恵子の絡みかあるがこのデビュー2年目の初々しい智恵子のセリフ廻しとか声とかがかわいい

南風夕子はナイフ投げの的だ。お腹出してがんばってる。

団長はなんとか2000万円を返そうとするがサーカスと智恵子がほしいヤクザのボスは次々と妨害、嫌がらせをしてくる。勿論サーカス団員にもスパイが入りこんでいてテントに放火したりする。(焚き火をバックにテントが盛大に燃える。当時最先端のVFXである。幸い団員は全員逃げて無事だった。)あわや諦めかとのところ前に世話になったサーカス団長から旭がテントを譲り受けて首を繋げ、2000万円を返した。この過程でスパイも判明した。

最後海外公演をプロモーションする外人プロモーターからヘリコプターに吊るした空中ブランコをしてくれと言われ、できなければ海外公演は出来ないと言われるが旭と智恵子はチャレンジする。ヘリコプターにはヤクザから演技時間ぴったりで爆発する時限爆弾仕掛けられるが会心したスパイから連絡を受け、空中で旭が智恵子の乗るヘリコプターに乗り移り、ギリギリで爆弾を取り外して海に投げた。丁度真下にはモーターボートで爆発を見物にきたものの、海上警察から追われているヤクザグループのモーターボートが通りかかる。ここで爆発音が鳴るだけでヤクザの船が爆発する直接のシーンはないが爆発したのだろう。旭と智恵子は見事外人プロモーターの前でヘリコプター空中ブランコを決め、1座は船で旅立つ。しかし旭はまた別のところへ旅立つのだった。

 

華やかな女豹 1969年12月智恵子24才

華やかな女豹

松原智恵子/清宮令子

浅丘ルリ子/藤島杏子

二谷英明/福永敬次

 

智恵子は画家の娘でその弟子達4人から求愛されていた。智恵子の女友達の兄の二谷英明は画商で浅丘ルリ子の恋人がいる。ルリ子はパリに住んでおり、映画冒頭パリに絵を買い付けにきていた二谷と一緒にいるが二谷の浮気グセのせいでルリ子は嫌になってパリから日本に戻った。死んだ智恵子の父の受賞式に現れると智恵子の取り巻き達はたちまちルリ子に夢中になってしまう。ルリ子は一人ずつ智恵子の取り巻き達と会い、夢中にさせていく。しかもことごとく二谷もデート現場に現れては男達と争う。

実はルリ子は智恵子の父がパリ時代に孕ませた女の娘で智恵子とは腹違いの姉妹だった。ルリ子は父が残した3000万の借金の形に1億円の家をとられそうになっていた智恵子を助ける。借金の債権者を誘惑して二谷も巻き込み、安いパスキンの贋作を買わせることで借金を帳消しにしたのだ。

ルリ子が男達を誘惑してたのは智恵子の取り蒔き達の誰が智恵子にふさわしいかを品定めしていたのだった。最後は智恵子はもっとも実直そうな川津祐介とくっつく方向になり、ルリ子は二谷と元サヤになるのだつた。

ということなのだが智恵子をほっぽってルリ子にみんな夢中になるのは無理があるよなあ、まあ僕はもともと浅丘ルリ子はそれほど惹かれないから最初から理解できないのだがルリ子は31才だし、智恵子は24才だし、ルリ子はなんかへんな帽子ばっかりかぶってるしあそこまでクセがある女をみんながすぐ好きになるのは無理があると思った。今回の智恵子は着物が多く落ち着いた女を演じていた。

皆さんはどちらがお好みですか?

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