拳銃無頼帖 流れ者の群れ 1965年1月 智恵子20才
松原智恵子/和子 小林旭/麻島七郎 宍戸錠/暗闇の銀次郎 葉山良二/円谷昇
これは隠れた名作かもしれない。いつもとは違う丁寧なキャラ付けと関係性とプロット。葉山良二が仲間と落合先の旅館に入って案内してきた中居の女にいきなり浴衣被せて倒してレ○プに及ぼうとしてびっくりした。
途中まではこ○された親分(東野英二郎)の仇をうつうたないの話と三人のこ○し屋(宍戸錠、郷鍈治、小笠原章二郎)との対決シーン。半分過ぎてから智恵子がでてくる。
珍しい前髪パッツンだ。今回は智恵子のセリフも出番も少ない。
謎の人物平田大三郎も映画半分からでてきてさらに面白くなってくる。
宍戸錠は最後には小林旭に味方するんだろうなとか、大三郎は結局当局の人間なんだろなとかいつものパターンを想像してしまうが、(まあそうなるのだが)それでも面白い。
最後になって珍しく大三郎がいい目になってちょっとしたサプライズがある。
望郷の海 1962年10月 智恵子17才
松原智恵子/竹村せつ子 小林旭/島津雄志 深江章喜/井沢修 藤竜也/安田清 松尾嘉代/恵子
映画冒頭、藤竜也と郷鍈治がボクシングの試合をしてる。小林旭はジム経営者で藤竜也のトレーナー。藤竜也が負ける八百長試合なのだが藤竜也が勝ってしまい、藤竜也と目撃者の松尾嘉代(小林旭の恋人の初期設定)が深江彰喜達に心中に見せかけてこ○されてしまう。
からの小林旭の復讐劇である。智恵子は最初藤竜也と八百長試合をする郷鍈治の妹役である。小林旭とは知り合いで勿論小林旭が好きである。まだ2年めで初々しいセリフ回し。声が意外に低い。後の智恵子節の声は作ったものだろうか。
洋服屋で働く智恵子。郷鍈治は心身疲労で狂ってしまった。
深江を追って伊東に来た小林旭を追って智恵子も来るが、小林旭には帰れと言われてしまう。この下アングルからのバストショット良い。
しかしこの映画久々の深江章喜が出ずっぱりになる映画である。常に悪役でありナンバー2の悪役をやり、高確率でしぬ深江章喜。後にガンバレレッドビッキーズでコメディにも非凡な才能を見せる深江章喜。小林旭に付け回されてノイローゼ気味になり、偽装死亡もするのたがやはり最後はしんでしまった。最後の方いつもの青いヘルメットの警官隊が銃撃戦現場の島に現れるが意外にも悪者達は逮捕でなく一掃されてからの到着であった。
すべてが終わり二人でボートに乘って去る小林旭と智恵子。
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