笹森礼子 少女 1961年1月 礼子20才
笹森礼子/秋元カネ子
川地民夫/八代由造
殿山泰司/八代正助
千代侑子/桑田昭子(由造のガールフレンド)
60分くらいの短い映画で明るいテンポで進むのでさっとやすみのひま時間にでも見れてしまう映画。劇中笹森礼子は17才で秋田の農村から東京に出稼ぎに来る役。(ということは中卒設定なのか?)
こんなに垢抜けた田舎の少女いるか?
この映画当時のエグい部分がそこかしこにでてくる。
礼子が上野についたときどこから聞きつけたのか三人の迎えが来る。そのうち二人は映画の言い方で「スケコマシ」の女衒だ。そのスケコマシ自身が「スケコマシには気をつけてほうがいいよ」と言ってくるから現代の振り込め詐欺のようなものだ。当時は何も知らないお上り直後の少女がこうやって食い物にされていたのだろうか。
本当の迎えは川地民夫で礼子はひとまず親戚の家にお世話になる。
川地民夫は礼子に一目惚れしたようで一緒にスケートとかにいく。
礼子はかわいいしスタイルもいい。声はハスキーだが橋本環奈よりは高い声。
川地民夫は元々ガールフレンドがいるがこの子の容姿が今と全く変わらない。こう考えると特徴あった70年代、80年代、90年代は尖ってた時期なんだろう。
礼子は小説家になるのが夢で郷里の成功者、作家の草田の元に弟子入りに行くがまず他の仕事で経験積めと言われてしまう。
小説家草田の家から帰る礼子。日活この田園調布の道路の風景好きだなー何度目だろ
礼子は親戚の殿山泰司の紹介で見習いとして美容院で働く
寮にも入って他の従業員とも暮らすが失敗したり、一人作家を目指しているため浮いてしまい、結局同僚と取っ組み合いの喧嘩して美容院は辞めた。
次に川地民夫の知り合いのツテでキャバレーに入ろうとする。マネージャーが出てきて面接するが17才設定の礼子を19才で働かせようとする。(こんなのも当時は普通だったのだろう)
そのキャバレーには川地民夫もトランペッターとして入ろうとしたがトランペットのテスト演奏を聞いているときマネージャーから礼子はベタベタされて川地民夫が怒りマネージャー殴ってキャバレー入りはおじゃんになる。(良かった良かった)
その後二人は小さな居酒屋でビール飲むのであった。
礼子は制服のまま。昭和、自由すぎる。
礼子はその後もう一度作家の草田の元に行くがそこで草田が女性編集者と浮気してる現場でいちゃつく現場に遭遇、ショックを受ける。
礼子は草田から社会とはこういうものだと釈明される。
その後田舎の母親が倒れたとの電報が入り一度田舎に帰るが農業手伝っているうちに母親の具合は良くなった。礼子が好きな川地民夫は仕事休んで秋田まで追いかけるきて、一緒に農業を手伝った。帰りの荷台の上川地民夫で結婚して東京に帰ろうと礼子にいい、礼子も承諾してイイ感じになるのであった。
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