芦川いづみ-赤木圭一郎は生きている激流に生きる男-やくざの詩(映画レビュー)

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赤木圭一郎は生きている激流に生きる男 1967年11月 いづみ 26才 礼子21才

赤木圭一郎は生きている激流に生きる男

芦川いづみ/さかえ

赤木圭一郎/槇竜太郎

笹森礼子/遠藤靖子

赤木圭一郎の遺作となってしまった1961年の作品(後に高橋英樹と吉永小百合で再制作)の残っていたフィルムと赤木圭一郎のインタビューなどで構成されたドキュメンタリー映画である。映画ラストで映る赤木圭一郎が歌うステージが印象的。

最後には俺たちの旅のように赤木圭一郎の詩が画面に映される。海の情事に賭けろではランボォ詩集を読んでいた赤木圭一郎は詩人でもあった。

赤木は早く逝ったランボーの齢にも届かず21才でR.I.P

 

芦川いづみは地上げ屋に嫌がらせされるキャバレーのマダム。1年後に再撮影した高橋英樹版では17才の吉永小百合がやった役。

笹森礼子はこの赤木番組でも高橋版でも同じ黒幕の金主の娘役だ。

二回目の同じ役、どんな思いだったのだろう。

ついでに高橋英樹版のものも貼っておこう。

 

やくざの詩 1960年1月 いづみ 24才

やくざの詩

芦川いづみ/水町道子 小林旭/滝口哲也

いづみは飲んだくれの医者、金子信雄の娘として出てくる。

最初は小林旭をきらっていたがナイトクラブで助けてもらってから好きになる。

小林旭は医者であり、ピアニストであり、やくざでもある。元恋人をこ◯した左利きの男に復讐するためあちこちのやくざの拠点を旅している。

とにかく複雑な映画だ。それぞれの役者もいい味出してると思う。カメラアングルとかも凝っている。

しかし僕には刺さらなかった。皆にほとんど笑顔がない。(もちろんいづみも笑顔がなかった…)途中ででてくる子供達と鳩がすごく微笑ましく思えてしまう。仇の垂水五郎が狙われる恐怖から何人も巻き添えでこ◯していってしまうが最後は小林旭の銃傷手術により助かる。仇だったやつの命を助ける、確かに日本映画らしいプロットだけど「考えさせられるのも、めんどくせえ」という感じ。日曜の最後に見るのはヘビーな映画。

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