私の自己啓発セミナー体験記②からの続き
いくつか思い出したワークがある。
自分の親を許すワーク。
人間の性格はほとんど親との関わりで形成されるという理論にもとづく。例えばいつも親から小言ばかり言われて育つと神経質になったりとか。そして自分を変えるにはまず親を許し、受け入れなければいけない。
ということで幼児退行の自己暗示かけて、小さい頃見ていた親を思い出し、さらには親になりきって親の気持ちをも汲み取り、最後は「お母さーん」とか絶叫する。
会場はもうそこそこ阿鼻叫喚である。
人間の行動の原理。
人が行動するときは、まず意図(こうしたい)があり、次に目的(目標)を決め、方法を考え、行動します、皆さんにはそれを体験してもらいます。と言って、
部屋の端から端へ移動するときに他の人と違う方法で行くというワークをする。みんなジャンプしながら行ったり、前転しながら移動したりした。
これは目的を達成する、さらにその奥の意図を達成するには方法は一つとは限らないんだと説明される。
さらに、人間はなんの為に生まれてくると思いますか?と、「それが分かってたら人間に転生しねーよ」と言いたくなる難しいことを、指名して何人か答えさせた後、
「人間は幸せになるために生まれてくるんです!」とドヤされる。お、おうとしか返せません。
有名な赤黒ゲーム。
参加者を二手に分け赤か黒のカードを出して得点を得るゲームをする。
(このときこのゲーム知ってる人は見学に回ってくださいと言われる。僕も勿論知ってたんで見学へ)
ルールは双方のチームが黒のカードを出せば双方にプラス5点入るけど一方が赤、一方が黒の場合、黒側がマイナス2点赤側がプラス2点、双方赤の場合両者マイナス3点となる。
5,6回戦やって合計点を競います。みなさん最高点とれるようにがんばってくださいと言われ、ゲームスタート。
結構みんな真剣に話し合って最初のほうの回は黒や赤を出していたが、赤、黒と別れた時に大きく点差がついてしまうんで、そのうち赤だけ出しとけば一番無難じゃね、となって最後のほうは両チームとも赤出しの連続となった。
まさに主催者側の思惑通りの展開となった。
ゲーム終了後に、うわー負けたーとか勝ったーとかワイワイ言い合っているところに主催者が、あれあれ-?、皆さん、私は最初このゲームで最大得点狙ってくださいねと言いましたよね?そうするには双方が相手を信じあって黒を出し続けるのが一番なのになんでそうしなかったんですか?—–沈黙。一同シュン。。
相手を疑っていたら幸せになれますか?そんなだから皆さんは人生に苦労してるんじゃないですか?と畳みかけられる。一同シュン。。(泣)
そして言う、「だけど大丈夫です。これから皆さんは変われます!」
会場、またまた感動の渦。
そして僕の行ったところではシェアと言って、各々のワークの後で自分がどう感じたかを自己申告で皆の前で2,3人発表する時間があった。
最初は皆躊躇して指名されてやっと言うという状態なのだがセミナーが進む内に「私、シェアしたいです!」という人がどんどん増えていった。
そしてそういう人のほとんどが皆の前で気持ちをしゃべっているうちに感極まって泣き出してしまうのであった。聞くほうからも「がんばれー!」等声援が飛び、会場はさらに熱くなっていったのである。。
私の自己啓発セミナー体験記④へ続く。
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