私の自己啓発セミナー体験記②

体験記
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私の自己啓発セミナー体験記①からの続き

二人組いきなり作れと言われ、焦った。小学生の時に”好きな人同士でグループ作れ”と言われて結局あぶれてしまって遠足当日に発覚して3番手グループに入れてもらった事が思い出される。

いや、ここであぶれてしまうとさっきみたいに吊し上げになってしまうだろう。そうなったら最悪だぞ、表には平静を装い焦っているとポンポンと肩を叩く者がいる。

見ると明らかな元ヤン風の男、だが結構フレンドリーだ。最初にこの人と組みになった。というのは後で人を変えて3人くらいと入れ替わりでワークするようになるからだ。

気もけんかも弱そうな人がおろおろしていた。しかしこのワークでは進行優先らしくサポートの人が世話を焼いて組ませる、一人になった場合はサポート役が相手をする。

組になると、一人が相手の目を見ながらまず相手の悪いところを言う。おどおどしてるとか意地悪そうだとか、普段の生活では遠慮して言われないことを言う、一通り言うと、役を交代して言う、それが終わると今度は良い点を言う(優しそうとか)、こういうことを3人くらい相手を変えて言い合う。

ここでハグが始まった気がする。別れ際に貴重な機会を与えてくれた相手に感謝してハグしましょう、とか言って。(特に男共はハグしてくださいを後で心待ちにするようになるが。。)

この時点でもう泣いてる人とかいる。

最後に今まで人に言えなかったことを打ち明けましょうと言われる。実は後でここで言ったことをみんなの前で言いましょうとかいうのがあって(拒否権もあったように思う)ここで言ってることはみんな結構たわいもないことだったりするのがわかる。(実はバージンです。とか人に嘘ついてた。とか万引きしましたとかが多かった)

人生経験積んでいくとまあ人間だし、そういうこともあるよというのが多いのだがセミナーの大多数は20代前半が中心かつ真面目な人間が多いので本人達は深刻であるのだった。

1日目はこの後なんやかんややったあと、グループ実習するとか言ってさらに5人くらいのグループを作らされる。

勿論フリーで自分で相手を見つけなければならない

僕はこの時、最初から何人か目を付けていた女の子を二人含むグループになれた。

というかもう、このころになるとみんな無我夢中状態になって普段の自分ではなくなっている。

最初にあぶれてしまった気もけんかも弱そうな人がなぜかよろしくお願いしますと僕に言ってきてグループに入ってきた。最初の元ヤンの彼とも一緒になりたかったが彼は既に別のグループに入っていて僕を見つけるとニコニコしていた。さすがそつがない。

リーダーを決めてください、と言われ誰も立候補せず、なんかわからんが僕がリーダーになってしまった。「このチーム濃いーよ」と誰かが低い声で言った。苦笑いするしかなかった。

グループとして毎日必ずやることを決めてください、と言われる。僕は毎朝近くの喫茶店(みたいな店)にみんなで集まってから来ることにした。

ところでこのセミナー結構遅くて毎日8時、9時くらいまでやる、かなりヘトヘトになる。睡眠時間をあまりとらせないようにして朦朧状態にさせることも含んでいるようだった。書いているうちにだんだん思い出してきた。

私の自己啓発セミナー体験記③へ続く。

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