天使が俺を追い駈ける 1961年 1月 小百合15才
吉永小百合/久美
三木のり平/三木本六平
八波むと志(東宝)/ヌーベルの莫(最初にでてくる殺し屋)
いやーこれはよかった~。小百合もデビューしたてだからだろうか、演技が違う。いやむしろこっちのほうがよかった。良かったシーンはこのブランコのところ。
なんかキラキラしてんですよ。「ウフフ」「私なんかどう?」とか何回も再生してしまいました。「好き好き」と何回も小百合が言ってくれます。このシーン三木のり平とは19才差、のり平37才小百合15才なわけだが浜田光夫に向けるのとは違う表情がありました。
オデコにキスは浜田光夫より先に三木のり平にしてたんだねえ。
おでこへのキスはこの後も何回もでてきます。
劇中小百合はデパートじゃない普通のビルのエレベーターガールやっていたけど昔はそんな職業もあったんだろうか。
映画の筋は三木のり平が好きな女にも振られ、借金で首がまわらなくなり、死のうとしたところから始まる。全てを手放した時、願いが叶うという引き寄せの法則を100倍したように、全てを諦め自分をこ◯すように依頼した途端にドカドカ幸運が(金も女も)三木のり平に押し寄せてきます。何回も「江戸むらさき」がでてきます。あんな昔から専属スポンサーだったんだねえ。最初保険金目的でこ〇しや株式会社の偽装結婚させられそうになりますがそこで喫茶店に連れてきた偽装結婚相手に振られた女もなぜか三木のり平に嫉妬して蹴飛ばしてきたりします。もうこの辺から三木のばかツキモードが始まっていきます。
いつまにか三木のり平は世界のこ◯し屋から競争でこ◯される対象にされてしまい、おびき出すため小百合が縛られるシーンもありました。
最後は結婚します。
またまた例の田園調布のいつもの道。この道日活ロードと名付けよう
そのまま幸せなままエンド。カラーだったら良かったのに。なんかこの映画には幸運のオーラがある感じがします。
星の瞳をもつ男 1962年8月 小百合17才
吉永小百合/品田冴子(英司の幼馴染)
高橋英樹/榊英司
山内賢/榊光郎(歌手・榊ミツオ。英司の弟)
田代みどり/峰かおり
吉行和子/香山千沙(香山音楽事務所社長)
これはなんだかなみたいな感じだった。やっぱり山内賢にはシリアスな役は似合わなかった。
今回小百合は高橋英樹、山内賢兄弟の幼馴染の自動車修理業の娘。出所してきた高橋英樹と道でオートバイとトラックでぶつかって「いつ出てきたの?」なんて再会をする。
小百合は自動車修理屋の娘で親父はなんか塗装の剥げたゴーカートみたいなのを公道て走らせてタイム計測していたけどあれはなんなのだろうか?
最初山内賢がジャズ歌手として少し売れていたが、高橋英樹と小百合が港で歌っているところに芸能事務所社長の吉行和子の目にとまり、高橋英樹も歌手デビュー。ライブハウスみたいなとこで騙して出演させるのだが慣れない歌って歌えなくてステージが壊れそうになるが小百合が飛び込みでピアノ伴奏に入り、会場は大受けとなる。
ピアノ教室を開いていた母親仕込みの小百合のピアノの特技が生かされた。この時の歌「明日を待とうせ」は特に貧民層、労働者階級層の胸を打ち、大ヒットして一躍スターダムに。一方山内賢は落ちぶれて地方公演(ドサ回り)の日々になる。
またやくざ芸能事務所の宮永も絡んできてややこしくなる。無理やり殴り合いさせるためだろうか、ただウザい。
この映画吉行和子がなんか色っぽいかった。
あと途中で急に高橋英樹と刑務所で一緒だつたという男が金をタカリに登場するのだがこれもなんかウザいだけ。この男と山内賢が高橋英樹の過去を週刊誌に売ろうとするが高橋英樹は自分からリサイタルステージにてカミングアウト。聴衆は受け入れてくれてみんなで合唱するのだった。
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