吉永小百合-斜陽のおもかげ-いつでも夢を(映画レビュー)

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吉永小百合 斜陽のおもかげ 1967年9月小百合22才

斜陽のおもかげ

吉永小百合/木田町子 新珠三千代/木田かず子(母) 岸田森/谷山圭次

小百合の映画ではなかなか異色だ。最初のほうの映像は90年代ぽい。小百合は太宰治の愛人の子の役で、恋人は特撮ドラマとかによく出てきた岸田森。

(ウィキで岸田森調べてたら樹木希林と結婚離婚してたんだね。そして43才でがんで亡くなっていた。…いまキシダというとんでもない人が日本めちゃくちゃにしそうなんでなんとかしてくれないかな…)

で、小百合は妾の子だのなんだの言われてボロアパートに母一人子一人で住んでる女子高生。なんかセリフ回しも現代に近い。

岸田の母親からはもう息子には関わらないでほしいと言われ、岸田森も考え直したいとか言って山に登山してしまう。

小百合は父を知ろうということで太宰治の足跡を尋ねることにする。ここからドキュメンタリータッチになる。太宰と親交の厚かった作家檀一雄本人も出演して太宰について語る場面があり、完全にインタビュー風景で小百合が神妙に聞いていた。

その後太宰の青森の生家に行く。イタコの口寄せとかも映っていた。(恐山にも行ったのか)

 登山に行っていた岸田森が遭難したとのことで山にいくと山の中で木を組んで火葬していた。え?勝手に火葬していいんだっけ?当時だと遺体をヘリで運ぶことはしなくてその場で火葬して骨にしてたのだろうか?

だが燃えていたのは一緒に登っていた和田さんで、岸田森は生きていた。

最後に山から母(新玉みちよ)のいるアパートに帰ってきた小百合が生んでくれてありがとうと泣く場面があるが

岸田森からいい返事をもらえたのだろうか、其の辺は描いてなく視聴者に想像を任せている。

いつでも夢を 1963年1月 小百合17才

いつでも夢を

吉永小百合/三原ひかる 松原智恵子/松本秋子 浜田光夫/木村勝利 橋幸夫/岩下留次

25年前に1回ビデオで見てるので2回目の鑑賞。小百合と浜田光夫は定時制高校のクラスメートで橋幸夫はトラック運転手。浜田光夫は貧乏な工員だから仕方ないとしても小百合は親が医者なのに定時制おかしいんしゃないか?と思ったがなんと金をとらない医者だった。「私の口で只で少し薬を分けてもらったとか」とか小百合が言ってる。小百合は下町のアイドルであり浜田光夫の工場の定期検診のときにもやってきては工員達が走って群がってくる。

このときのみんなのがわーわー言ってさいごに小百合が笑顔になるタイミングが絶妙だ。いかにも大勢に囲まれるのは慣れてるといった感じでまさにアイドル。

智恵子も病弱な小百合の定時制クラスメートとして出てくる。最初のほうに歩きながらセリフ言うシーンがあって

その後は具合悪くなって寝込んで入院する役。その後は小百合がお見舞いに行くときに数回ちらっと出る。今回の智恵子はなんか不完全燃焼なんだよなあ。

小百合は元々天涯孤独になってしまっていた孤児でそれを町医者の信欣三が養女として引き取って育ててる背景がある。

浜田光夫が大企業の入社試験を受けるが定時制より全日制を優先する企業のせいで優秀なのに落ちてしまい、その心情の回復を橋と小百合が励ましてまとめた。

小百合が言っても拗ねる浜田光夫を橋幸夫が殴るのはテンプレだなあ。

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