青い街の狼 1962年5月いづみ27才
芦川いづみ/緑川弓子 二谷英明/神永五郎
なんかカラッとしたニューギャングシネマである。飛行機爆発事件をきっかけに始まる麻薬と潜入捜査の物語。弁護士だったいづみの父も最初の爆発した飛行機にのっていた。いづみはクラブ歌手として歌っている場面で登場。
わりとクッキリした画質のためかわいい。楠侑子を冷たく車ごと爆殺する二本柳寛を見せてから二本柳はいづみを誕生パーティーで歌ってくれと誘う。視聴者は絶対行っちゃだめだと思うし二谷英明も行くなというが強情ないづみは行ってしまい、囚われてしまった。
もちろん最終的に二谷が助ける。なかなかテンポよく最後まで見られる。
劇中に富士航空という航空会社の飛行機とヘリコプターがでてくるがこの映画が作られたころ存在していた弱小航空会社であった。日活の戦争映画でアメリカの爆撃機に見立てられたビーチクラフトモデル18も所有していたことから日活と企業提携してたのであろうか。爆発するのは今はプロペラ機だが私も大型のプロペラ機に乗ってみたい。なんか昔は夢があったなあ。
男と男の生きる街 1962年1月 いづみ26才
芦川いづみ/朝倉和枝 石原裕次郎/岩崎捷夫 渡辺美佐子/千野冴子
芦川いづみも出ていて最初の殺人の被害者の妹というそれなりに重要な役ではあり、サムネイルや映画ポスターにも裕次郎と出ているが、どちらかといえば渡辺美佐子のほうがヒロイン的位置である。ちなみに2人目の犠牲者はこのとき新人の平田大三郎で取り調べのシーンとか過剰な熱演であったがいわゆるナレ死していた。
西陣織の呉服屋の女主人としてのいづみ。
いづみは事件の捜査上の需要参考人的な立場で裕次郎と一緒に渡辺美佐子をつけたりする。
裕次郎はこのとき27才だがもう貫禄出てしまっていて動きは少ないしロマンスアクション路線みたいで若々しくない。後の憎いあんちくしょうより若いのだか。
しかしまあ、渡辺美佐子が男に翻弄される儚い女を演じていて魅力的である。
最後の場面大坂志郎が事件の関係者全員を爆殺しようとするが愛人の渡辺美佐子だけ出そうと声かけるとこなんか引き込まれた。
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