無頼より大幹部 1968年1月智恵子23才
松原智恵子/橋本雪子
渡哲也/藤川五郎
浜田光夫/辻川猛夫
松尾嘉代/杉山夢子
渡哲也無頼シリーズ第一作目。人を刺してムショに入っていた渡哲也が三年の刑期を終えて出てくる。
上野組に絡まれている二人組の女達を助けるがその内の一人が智恵子で智恵子は渡に一目惚れ。
渡は水原一家に客人として入った。昔の女はムショにいる間に堅気のサラリーマンと結婚しており、やけ食いだと言って水原一家の組員と一緒に入った寿司屋に智恵子が働いていた。聞くと一緒に山口から家出してきた友達は東京は怖いと帰ってしまい、智恵子は一人で残って寿司屋で働いていたのだった。
丁度その時上野組の組員たちも寿司屋にきて一触即発になるがサクッと五郎（渡）が上野組のグループの兄貴格を後ろから刺し、急所は外した病院へ連れてけといって、その場を収める。とはいっても刃傷沙汰だし、この事件が切っ掛けで殺し合いが始まっていくのだから大ごとなのだが、上野組がいなくなると急にホンワカしたBGMが流れてほっこりムードになってしまう。
智恵子はとりあえず水原一家の組員のアパートに一日泊めてあげて帰らせようとする。
だが上野組では事を重くみて抗争に突入していくのだった。。。
ガチャガチャあって最後は智恵子は青森へ逃がす。
汽車のわかれ
渡は最後の決戦をしに上野組の親分組員達がいるところへ斬り込みに行く。。
智恵子はあくまで堅気の女として出ていたのがよかった。
大幹部 無頼 1968年4月 智恵子23才
松原智恵子/橋本雪子
渡哲也/藤川五郎
二谷英明/浅見洪介
太田雅子（梶芽衣子）/浅見恵子
松尾嘉代/杉山夢子
題名が紛らわしいが「大幹部より無頼」からの続編となっている。無頼シリーズ2作目。前作最後でドスで刺されたりして死んだかと思われた渡哲也だが強力な生命力で回復して智恵子が先に行ってる青森へと向かう汽車から始まります。
青森でチラッと働くが松尾嘉代が病気になりその治療費用なんかもあって前の知り合いのやくざの組長に金でスカウトされて、用心棒として横浜の木内組に入ります。（青森にわざわざ行った意味）木内組は和泉一家と抗争していて和泉一家の代貸しは五郎（渡）の先輩の浅見（二谷）。（って先輩は前回ころされたよね。なんの先輩なんだかの説明はされず）
この浅見（二谷）の妹が太田雅子でその恋人が的の木内組の組員となんだか入り組んだ人間関係。太田雅子はカルメンダンスを披露してくれます。
松尾嘉代が死にそうになり、智恵子は何度も渡に青森に帰ってくるよう電報打つが組長に握り潰され渡には届かず、松尾嘉代は死に、智恵子は横浜の渡の元へとやってくる。
渡と一緒にくらし始めるがいやらしい描写は一切ないが、まあやったんだろう。さすがに。
和泉一家が木内組にカチコミかける直前のタイミングで太田雅子が恋人の組員を誘い出す。（妹の恋人を巻き込ませない為の二谷の指示）しかし木内組でも敵の代貸しの妹と付き合ってることはもう知れていていまからカチコミ来るぞとばれてしまい、和泉一家組は返り討ちにあってしまう。この時渡は組長に嫌気がさしておりあまり動かないで義理は果たしたとして木内組から去る。
太田雅子のセリフはこのあたり、組に戻ろうとする恋人に行かないでと止めるところ。
渡の助言で組員は太田雅子と供に関西へ逃亡しようとするが結局木内組に見つかって拉致られ、渡が助けにいって1戦。二谷もころされ、復讐で渡が木内組組長をころしにいって1戦。また最後は1作目の最後同様渡が瀕死の状態で終わる。また次回は復活してるんだろうなあと思う。
智恵子の出番は最後の1戦に渡が出かける時に会話する場面が最後。
「なんとかですの」と語尾にですのをつける喋り方をするお嬢様智恵子。
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