松原智恵子出演作感想12-侠花列伝襲名賭博-嵐が呼んでる旋風児 銀座無頼帳

映画 ドラマ
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侠花列伝襲名賭博 1969年9月 智恵子24才

松原智恵子/杉崎志満

梶芽衣子/小宮山マキ

藤竜也/柿沢高次

高橋英樹/菊本露八

 

昭和初期の任侠物。高倉健とかの映画と対抗して作ったのだろう。アマゾンのカット写真だと智恵子がドスを、梶芽衣子がツボを構えているが智恵子がドスで人をザケザクということはしないので安心を。

智恵子は最初は群馬の温泉街の芸者をしている。地元やくざの親分が許婚になっている。(といってもこれはいい男だ)そこへ藤竜也演じる高次が流れてきて追ってきた東京のやくざから藤竜也を智恵子が匿う。

映画はいきなり智恵子の入浴シーンから始まる

智恵子が入浴してる女湯に腕を刺された男が逃げ込んできてとっさに床に流れた血を洗い流す智恵子。その後自分の部屋に上げてあげて手当てをする。「私にはわかる、あなたはいい人」みたいなこといってあっという間に惚れてしまう智恵子。(強引な流れだ)その後藤は6か月後浅草寺で会おうといって東京へ戻り智恵子も東京へ行く。東京に舞台移り高橋英樹が藤を狙う組織に雇われるという形で登場。東京では居酒屋みたいなとこで住み込みで働くが諦めきれない群馬の親分も東京へきてしまう。親分をつけ狙う対立組織も東京にきて藤を狙う組織と連合組む。

智恵子は約束の日に浅草寺にいくが藤は現れなかった。(遠くでみてた)そのあと藤は智恵子の店に女房だと言って梶芽衣子を連れて来て「あきらめてくれ」と言った。

こういうときの梶芽衣子はドヤ顔だ。右端は智恵子の後ろ姿

(梶芽衣子は群馬にも藤の後から来ていた)許婚の群馬の親分は湯本利権を巡る対立組織から刺されてしまい。死ぬ直前に子分の「せめて死ぬ間際にでも願いを叶えさせてやってくれ」との願いを聞き入れ智恵子は死に際の親分と契りの杯をする。藤とのことをあきらめた智恵子は今度は死んだ親分の変わりに組長になった。

この辺で就任挨拶するのだがなんか優しくてドスを効かすというのとは程遠い智恵子。(逆に安心である。ドス効かした智恵子など要らない)対抗組織から脅され智恵子は湯本利権をかけ、梶芽衣子とサイコロ賭博3回勝負をする。梶芽衣子は墨をいれた肩を出す。

シュールだのう

百戦錬磨の梶芽衣子と博徒になったばかりの智恵子ではもうだめなのではないかと空気が流れるが、見事智恵子が2-1で勝った。梶芽衣子が気を利かせて負けてくれたのだった。この後恥をかかされたといって対立組織から梶芽衣子は風呂に入っているところ襲われるが鮮やかなドスさばきで切り抜ける。(この時点で対立組織はかなりの人数死んでます。前半藤にも何人かやられてるので。田舎の温泉街の組織なんでもう全滅かと思うがまだまだ智恵子の組からは強大な人数残ってるらしい。そんな人数養えていたとはどんだけ経済規模が大きい温泉街なのだろう。)

 映画冒頭の温泉に勝負を終えた梶芽衣子も浸かる

梶芽衣子はドスさばきで切り抜ける

藤は堅気になったと言って智恵子の元に帰ってくる。藤を狙っていた組織に雇われてた高橋英樹も温泉街にやって来た。

まだしつこく湯本利権をねらう対立組織から智恵子の組の代貸しもやられてあわや智恵子の組も終わりかというところ、藤と高橋英樹が儚くも奮闘してけじめをつける。

終わり方は少し悲劇的であったが、智恵子は生き残った(・∀・)。墨も入れられなくて良かった。

 

嵐が呼んでる旋風児 銀座無頼帳 1963年 8月 智恵子18才

 

松原智恵子/京子

小林旭/二階堂卓也

高品格/政吉

松尾嘉代/宮原看護婦

 

小林旭マイトガイシリーズの6作目の最終作だそうだ。小林旭は探偵事務所を持つ探偵(だと思うんですがウィキとかだと宝飾デザイナーとかなってる。なんかこの映画での小林旭は何で食っているか曖昧)。助手に後に西部警察などでも活躍する高品格。智恵子は事務所の助手だがまあ、飲み物だしたりお茶くみみたいなマスコット的存在。この手の探偵物では取り敢えず若い女置いとこう的な存在です。髪は肩くらいまでの軽いウエーブで「からっ風野郎達」の時と同じ時期ですね。(あの映画は白黒で暗くてカラーのこの映画と智恵子のイメージが全然違ってる。カラー映像の素晴らしさよ。しかもあっちは川横の貧乏あばら屋でこっちはおしゃれなマンションだから天国と地獄くらい違う)

物語としては7億の密輸ダイヤを巡り二つのギャングと警察とで争奪戦を繰り広げます。アクションはかなりの主人公補正かかってまあ小林旭はコナン以上の超人そして全く弾に当たらない強運持ちとして描かれてます。嵐を呼ぶと題名の通り最後は台風シーンが出て来ます。(なんか日活は最後に題名の伏線回収するパターンが多い)

我らが智恵子は合間合間の目の保養的出番であり、全体としては10分も出てない感じでした。大筋にも絡まないし小林旭と抱き合うわけでもありません。でも若い10代の、透明感、清潔感、初々しい智恵子をカラーで見れて良かったです。

ショートにした智恵子は波留のようだ

医者が脅されてダイヤを腹に隠す手術前後のシーンで、松尾嘉代は看護婦として出ていてきれいです。最初この看護婦が智恵子かと思ってしまった。

松原智恵子の映画はアマゾンプライムでみれます。

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