青年の椅子 1962年4月 いづみ 27才
芦川いづみ/伊関十三子 石原裕次郎/高坂虎彦 水谷良重/矢部美沙子 藤村有弘/大崎春夫
多分前年の堂々たる人生の受けが良かったので同じ路線でつくられたサラリーマン映画。キャストと配役も大体同じ。最初の取引先接待旅行の鬼怒川温泉のあさや旅館は20年くらい前に僕も泊まったことがあります。中国雑技団のショーやってました。今調べたらまだ健在のようです。今では鬼怒川温泉のホテル郡は廃虚系として有名になってしまったのでその中で頑張ってるのはえらい。(何目線だ?)この接待旅行ってやつは今では考えられないですが1990年代くらいまでは弊社生産ライン視察みたいな感じでお客側では出張扱いにして実際は飲み食いさせる接待として会社間の暗黙の了解みたいな感じで行われてました。(コミュ症の僕は行きませんでした。)
いづみはなぜか初期設定で藤村有弘と婚約しているが裕次郎にメロメロになり、婚約解消します。
裕次郎がワンパク小僧キャラなのかなのか相手役の女性キャストは世話焼き女房的なキャラ付けになる。
営業部長の宇野重吉が総務部長の陰謀で辞めさせられそうになるが一緒に陰謀してる取引先の同じ若手と裕次郎が協力して悪巧みを潰す。
洲崎パラダイス赤信号 1956年7月 いづみ21才
芦川いづみ/玉子 新珠三千代/蔦枝 三橋達也/義治 轟夕起子/お徳
文芸作品。アマゾンの評価はやたらと高いが…なかなか観るのがしんどかった。配役は最後いづみが自殺エンドになってしまった無法一代と同じで三橋達也と新珠三千代が夫婦みたいな感じで洲崎パラダイスに訪れるところから始まる。ただ無法一代の三橋達也はイケイケの野心家だったのに対峙コチラはショボくれた甲斐性なしとして描かれる。(新珠三千代はどちらも元遊女なのだがこれもまたこちらのほうがダメンズとして描かれてる。)
いづみは洲崎パラダイスの通りにある蕎麦屋で働く娘として出てきて三橋達也とちょっと良い感じになる。
三橋達也が橋の近くの飲み屋のおかみの轟夕起子の紹介で蕎麦屋の出前持ちとして働き出すのだが途中三橋が売り上げ金をカウンターの箱からくすねる場面が出て来て「え、いづみに罪なすりつけてダルい展開になるんじゃないだろな」と想ったけど意外にも三橋が金を穏便に戻すことになってムネを撫で下ろした。
とまあ、落ち着きない新珠三千代があっちこっちの男にくっついたり離れたりして三橋達也がアチコチ行って結局二人はまた旅立ち、いづみは甲斐性なしとくっつかなくてすみました。
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