僕はメンタルの薬をのみ続けてもうすぐ10年になんなんとしています。
もしかしたらこのブログ読まれる方で最近になってメンタルの薬を飲み始めた方もいらっしゃるかもしれません。そこで僕の身体を張った経験談を書きたいと思います。
1.抗うつ剤
・プロザック
実はメンタルクリニックに行く前、個人輸入でうつに効く、やる気が起きるという噂の輸入薬プロザックを試してみたことがあります。このプロザック、完全自○マニュアルで有名になった鶴見済さんの本「人格改造マニュアル」に劇的に効くということが書いてあったから買ったというのもある。(頭がシュワシュワしてきてやる気がみなぎったそうな)
[itemlink post_id=”1405″]
(人格改造マニュアルにはメンタルの持ち方を変えるいろいろな方法が書いてあります。僕もこれを見て自己啓発セミナーを受ける決心をしたものです。)
で実際にプロザックを飲んでみたところ・・大してなにか変化はなかった。・・頭もシュワシュワしなかったよ。
後で本読んだり、主治医にも聞いてみたりしたのだがプロザックといえども毎日継続して飲んでないと抗鬱の効果は出ないとのことだった。とにかく抗鬱剤に関してはどれもすぐ効果があるものはなくて毎日飲んでいく中でだんだん効いてくるものらしい。
・トレドミン
脳内分泌物質でセロトニンというのがあり、これが脳内で不足すると鬱になりやすくなるという。トレドミンはそのセロトニンの再吸収を鈍らせて脳内のセロトニン量を増やして鬱の防止をしようというもの。
画像はwikipediaより
これは一回目の鬱症状がでた時に処方されもの。あの頃は子供が小さくて、家族全員が寝てる中、私が朝いちばんに起きて一人でパン焼いて一人で朝抗うつ剤を飲んで会社に行くという日々。第三者視点で想像すると自分がかわいそうになってくる。
トレドミンは1か月くらいは飲んでいたと思うが副作用の吐き気が大きくて使用を自己中止した。吐き気がひどくて会社に電話して休んでいたりした。仕事を続ける為の抗うつ剤が仕事休む原因になるとは。もちろん休みの電話した後で鬱か軽くなったのはいうまでもない。(^^)
・ジェイゾロフト
これは休職したときに処方してもらった薬で過去記事でも書いたが、夢がビビッドで異世界的なものになる。寝汗をものすごくかく。毎日布団あげるとフローリングの床が腰を中心にまあるく湿っていた。ただのみ始めた最初から3か月くらいすると体が慣れるのか寝汗もいうほどかかなくなった。トレドミンほど気持ち悪くなるということもなく、私の体の相性はよかったようだ。主治医もメンタルの薬は人によって相性があるというのはよく言っていた。肝心の抗鬱効果のほうは、まあ少しあったかな程度。これ飲んでいても強ストレス、強負荷がかかっているときはやはり悶々と鬱にはなってた。ジェイゾロフトは自ら医師に減薬、断薬したいといったら、症状がひどいときだけ処方されるようになってます。
・スルピリド(ドグマチール)
毎日下痢してると言ったら上記のジェイゾロフトと一緒に処方された薬。さらに抗鬱効果もあるというそうで、主治医おすすめの薬。たしかにこれ飲んでいる間は下痢が止まる。副作用も目に見えてわかる副作用はない。私は一日50mgを毎日飲んでいるがこれの作用時間は12時間くらいらしい。というのも前は寝る前に1錠飲んでいたのだがこれが不思議なことに飲む前は朝が一番鬱だったのだが夜寝る前、1:00くらいに飲むと朝の鬱は軽減された代わりに今度は昼13:00くらいから鬱な気分が出てきた。それ医者に言ったらじゃあ朝飲むことにしようということになって朝のむようになったら不思議と昼鬱になることが激減した。薬が効いている時間を作用時間とか血中濃度とかいうらしいが不思議だね。よく5chで言われてるのは食欲が増進して体重増えたというのがあるがたしかにそれはある。ごはんもそれまでは小さいい茶碗1杯でよかったのだがスルピリド継続して飲んでると大きな茶碗でないと夜腹減ってしかたなくなる。
2.導眠剤
・ハルシオン(レンドルミン)
これは最近では某W大の事件で女子大生を眠らすのに使われたことがあり、処方されることはなくなった模様。だが一番わかりやすい導眠剤で一番好きだった。(なんか語弊あったらすみません。)とにかく飲むと5分くらいですぐに睡魔が襲ってきてキューっと眠りに入ることができる。これ飲んでいたのは半年くらいのものだったので私は実感なかったが飲みすぎると耐性ができて容量を多めにしないと効かなくなるらしい。長く飲み続けてやめるときは禁断症状が出るとも。
ちなみに包装されているシートの色で銀色のものが0.25mg、金色のものが0.5mgで鬱業界では銀パル、金パルと呼ばれていた。「私はもう金パルでないと効かない」とかいう。たまにメンタルの人と話す機会があるが薬の話題が一番話しやすいです。
上記にかっこしてレンドルミンとありますがこれも飲んだことがあります。同じベンゾジアゼピン系睡眠薬で大体同じような効用です。これの副作用としては翌日起きた後も頭がボーっとしてフラフラした感じが残ってました。薬の量を数なくするとフラフラ感も少なくなります。
・マイスリー
これも私の主治医のおすすめの薬だそうです。これは休みの前日以外は毎日寝る前に5mgの薬を半分に割って2.5mgにして飲んでます。せめてもの肝臓に負担をかけないように量を減らしています。これの効き方はわかりずらい。飲んでもすぐに眠くなることはなくて飲んだ後布団にはいるとあるときに急に知らないうちに眠っているという効き方をする。体じっとしてないとだめで飲んだあとパソコンいじったりすると全然眠くなりません。主治医曰く依存性もなくて耐性もつかないとのこと。たしかに耐性がついて多くしないと眠れなくなるということはなく、もうこれで8年くらい続けています。それとマイスリーは値段が高い。土日の前は飲まないので余ってきて今回は要らないというといきなり薬代が安くなります。30錠で3割負担で500円くらいでしょうか。
・デパス
これはどちらかというと精神安定剤の部類に入るのですが私は導眠剤として上記マイスリーと一緒に飲んでいます。デパスは万能薬と言われていて筋弛緩効果で肩こりにも効果があり、また依存性も少なくて内科とかでも言えば出してもらえるそうです。私はマイスリーだけだと眠れなくてもデパスさえ飲んでいれば眠れます。休みの前の日にも飲んでいます。私にとっては最重要な薬です。以前に2泊3日の出張の時にデパス持っていくのを忘れてしまい、毎日眠れなくてひどい目にあいました。なにものまないと朝5時くらいにやっとウトウトできるかなという程度にしか眠れません。
昔元気だったころによく2CHの株板覗くと”4階住民”という方が「今日もデパス飲んで寝る」と書き込みしていて「デパスってなに?」と思ってましたが今となっては”4階住民”の気持ちがよーく分かります。
このデパス飲むと10~20分後くらいになんとなくクラっとくる感じになりキタキタキターとなりそのときに布団に潜り込むとするっと眠れます。
3.ジェネリックと先発薬
清水ミチコが黒柳徹子の物まねをするときにいう言葉。ではなくて同じ系統で前に開発が完了して特許切れの薬を他社が同じ効用と同系の成分で製作販売されている薬で、より安く販売されている薬をジェネリックといいます。効果効能は最新のものと変わないという触れ込みで”みなさんジェネリックと薬屋さんで申告しましょう”と宣伝されています。
これに対する正式な薬をもらいたい時は”先発薬で”と処方箋薬屋で申告します。医者が処方箋で先発薬たとえばマイスリーと書いたとしてもジェネリック薬になるとソルビデム錠という名前になってマイスリーよりも安く購入できます。
私は断然”先発薬”派です。
まあ未確認情報になってしまいますが、巷ではジェネリックは効かないし副作用も先発薬おり大きいとの話があり、それと私が先発薬にしようと決断した大きな理由が勿論2chで薬剤師なんだがと名乗る人物から「薬代を安くできる人(在日等)は必ず先発薬でもらう、なぜならジェネリックは体への負担が大きいからだ」という書き込みがあったのが大きい。
それと畑違いにはなってしまいますが、自分も開発者の端くれとして最初に開発するものはとにかくいろいろと想定して心配な為、あれやこれやと準備して色んな対策を打ちます。なので最初の薬はかなり膨大な安全対策をしているはずです。また最初の薬は競合がいないために値段を好きに設定できるのでコストの制約が少ないと理想のものを作りやすいと思います。
ジェネリック薬は後発なのでどうしても値段勝負で勝たないといけない。ということは途中の工程を省きがちになるはずで、作成者の理想を犠牲にしてる部分も少なからずあるのではと思ってしまいます。
4.市販の薬で対策するにはなにを買うべき?
もし今鬱になってメンタルの医療機関にかかっていない人がいたら一度相談してみるのがいいと思いますが、現在ほとんどのメンタル系病院は満員御礼のため、飛び込みでは見てくれなくて一旦予約をする必要があります。(それくらい現代社会が歪んでいるということかも)
そのためのつなぎとして市販薬を買っておくとしたら何を買ったらいいのか
これはもう睡眠に関する薬ですね。私の場合睡眠障害で眠れない日が数か月続いて日中もカスミがかかった感じになってしまったのがもともと鬱になったきっかけでした。そのような人も多いのではないでしょうか。鬱は睡眠さえとれていればなんとかなります。わたしも最初の病院から次の病院へ変わる間の期間、一時市販の導眠剤使っていたことがありました。
[itemlink post_id=”1432″]
ただ効き目はというと個人感覚だとやはり病院で処方してくれた薬のほうが効くし結局費用対効果でいうと安くなります。
※市販薬を使うときは用法、注意事項をよく読んでから使ってください。
私はもう定年あるいは1億貯金ができるまでメンタル薬飲み続けるのは覚悟しています。
コメント