レイリが面白い。最近の流行りのマイナー戦国キャラが活躍する戦国物漫画。

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レイリ

「なんのために生きてるかって?ころしてころしてころしまくってそして最後にころされるためだよ」(一巻煽り)

寄生獣やヒストリエを書いてる岩明均の名前が背表紙にあったんで手にとってみた。こんな漫画書いてないで早くヒストリエを完結させろよと思ったけど今回は原作での参加だった。

この原作を始めた経緯が一巻の巻末にインタビューとして載ってた。

・主人公を描くより歴史上の出来事を描きたかった。

・敗者の中でもそこそこ出世した人物を描きたかった。二人くらい候補がいた。

・最初主人公は男だったが調べていくうちに女性が浮かんできてその人物を主人公にした。まったくの架空の人物ではない。

物語序盤、”岡部丹波の守”という武将が男気あふれる人格者として登場する。岡部?なんかマイナー武将だけどどっか名前に見覚えあるなと思ったら今川義元の家来として登場する岡部元信ではないですか。

私は”信長の野望”や”天下統一”とかの戦国時代シュミレーションゲームをやるときは最初に始める大名は必ず今川義元だ。もしかして前世は今川家にゆかりがあったかもしらん。

東海一の弓取りと言われて天下統一レースの優勝候補筆頭に置かれながら、うつけ信長のラッキー勝利によってあっけなく天下統一レースから脱落してしまったせいで以降の映画などでは京かぶれのおしろいべったり塗り捲ったアホ大名として描かれることが多い今川さんの遺恨を晴らすべくまず今川義元で天下平定する。

今川義元はゲーム序盤では最初から三国を所領しており配下の家来の人数もそこそこいるのでやりやすい。

ゲーム初期に配置される義元の家来はまず軍師の太源雪斎を筆頭としてそこそこの軍事パラメーターの朝比奈 泰朝、岡部元信はまあ普通レベルの武将としてほとんどの作品に登場していたがこのレイリによってまたパラメーターが上がるんだろな。

ちょっと話がそれたがこの漫画は1580年ころ、武田信玄が死んでそのあとの長篠の戦いで武田勝頼が敗れた直後くらいから物語は始まる。

勝った信長軍の雑兵が残党狩りという名で報奨金目当てでそこらの敵将の代わりにするため農民の首をとってまわってるごろつきにレイリの両親、兄がころされ。たまたま居合わせた当時武田勝頼の家臣になっていた岡部元信に窮地を救ってもらい、しなば家族の元に帰れる本願だとの思いで岡部に仕え、またレイリの顔が武田勝頼の子信勝に似ているため影武者として訓練を受ける。(レイリは女です)

原作は岩明均で作画は室井大資となっているが画風も岩明均に似ていて淡々とエグイ描写が続く。

あとこの漫画で良いなと思ったのが織田信長の描写だ。今までの漫画だと織田信長はいかにも強そうで怖そうという画風が多いのだがこのレイリだとよく教科書に載ってる細面で神経質そうな信長の顔をよく再現していて等身大の人間として信長を描きつつも狂気をはらませた信長。妙なリアリティがある。

おそらくだがこの漫画10巻くらいで終わるように岩明均が配分して話を組み立ててると思う。史実から勘案するに悲しいかな何年にも渡る話ではないので。

寄生獣もたしか10巻完結。自分では10~15巻くらいで終わる漫画が一番いいと思ってます。

2019年5月初版の6巻にて完結しました。

武田勝頼が長篠の戦いで破れた後新府城建築から家臣多数の織田方への寝返りを経てレイリが替え玉を努めた勝頼の嫡子信勝の臨終を経て後5話くらい続いて、最初にレイリを見出した土屋惣蔵の息子が徳川家康に士官し、レイリが裏切った家臣に復讐するあたりで終了。

まあ歴史上信勝は途中で亡くなってしまうのはwikiとかで調べてわかっていたのだが、もう少しレイリは「あずみ」みたいな活躍するのかと思っていたら割とあっさり終わってしまった。最後のほう結構バタバタしてるので打ち切りに近いような終わり方している。

最後は割とハッピーエンドとまではいかないが悲劇や悲壮的ではないです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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