拳銃無宿 脱獄のブルース 1965年12月 智恵子19才
画質が悪い。フィルムの保存状態がよくなかったのか。脱獄のブルースと副題がついているが脱獄するのは渡哲也てはなくて藤竜也だし脱獄するシーンはサラッと終わってた。正確には渡哲也がラジコン飛行機でロープを入れたんだなあと想像に任せる演出で終わってる。そのロープつかってどうやって看守の目をくぐったかとかは割愛されている。メインは渡と藤を子供のときから道具として育てたやくざの親分との対決ストーリーであった。
智恵子はインテリアデザイナーとして登場。
渡は組の表の仕事としての土木業の監督してることから知り合いである。
脚本としては内容はあると思うのだが画面が荒い白黒であるのと相変わらず拳銃をうって弾き飛ばしても相手の指は怪我なしという月光仮面のような見飽きたご都合演出もありそれ程没入できなかった。渡はいくらもうハジキは辞めたといっても最後の対決場面でわざとライフルから自分で弾抜いといて挑んでそれを藤が使って撃たれるとかアホな演出にも程がある。
最後は2に続くみたいな終わり方していた。そんなシリーズ化考えているなら最初からカラーで作れよと。
銀座無頼帳 帰って来た旋風児 1962年10月 智恵子17才
松原智恵子/花村京子
二階堂卓也/小林旭
小林旭マイトガイシリーズ第5弾。小林旭は探偵ではなくてファッションデザイナー。智恵子は事務所の助手役である。
まだまだへんな癖が付いていないセリフ回し。こっちのほうが可愛くて好き。今回は割と出番が多いほうであった。
話はいつものように日本から香港に連れ去られてコールガールさせられている女達の絡みで小林旭が大活躍する。しかし、何気に凄い人がしぬ映画だ。小林旭は何度も間一髪で助かり代わりに別の人間が爆発物とかの罠に引っかかってしんでしまう。船上の格闘で海に落とされる悪側の手下はもう助からないだろう。逆に小林旭が海に落とされて船で引かれるところを何度も躱すシーンは凄い。小林旭はスタントマン使わなかったというがあれもほんとに自分でやったのだろうか、大したもんだ。
あとファッションショーの風景が映されるのだがまるで浅草フランス座のストリップみたい、モデルが水着になると「ヨーヨー!」と男達から声が掛る。
今の巨大化したTGCとかだと男がいると浮いてしまうけど当時は…いい時代だなあ。
銀座の街のこれ全部巨大なセットっぽい、凄いのつくったねえ。日活もホテルとかに映画で稼いだ金垂れ流さないで本業だけ頑張ってればみんな幸せになれたのにねえ。
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