笹森礼子-霧に消えた人-探偵事務所23くたばれ悪党ども(映画レビュー)

映画 ドラマ
スポンサーリンク

霧に消えた人 1963年12月 笹森礼子23才、浅丘ルリ子23才、吉行和子28才、山本陽子20才

霧に消えた人

笹森礼子/津上由利子 浅丘ルリ子/藤崎美沙 吉行和子/利倉岸子 二谷英明/朝吹岳志 葉山良二/山科槇夫 藤竜也/末常友二 水森久美子/山科美津子

主人公は浅丘ルリ子で笹森礼子は務める海運会社の同じ庶務課の友達でいつも一緒にいる。実際顔が似ているためザ・ピーナッツ(当時流行った双子の歌手)と呼ばれているが劇中では差別化のためか礼子はいつも黒縁メガネをかけていた。

1回くらい外してルリ子の物真似するくらいの遊びを入れてもよかった気がするが。吉行和子(自動車販売会社の事務員)はルリ子の学生時代?からの親友で妻子持ちの会社のオジサンと不倫してる。この前年の「星の瞳を持つ男」ではやり手の女性プロデューサーを演じていたが今回はおとなしく、実年齢より5才若いBGを演じており、演技の幅に驚く。映画の中では一番綺麗な女性に感じた。

本筋では葉山良二(紡績会社の御曹司)から求婚されてる浅丘ルリ子が昔自分を火事から救ってくれた二谷英明と偶然出会い、急速に二谷英明に惹かれていき、安定した安定した結婚をやめて二谷英明(建築会社デザイン部)との愛を成就する流れである。しかし、吉行和子の不倫テーマのサイドストーリーが食ってしまっているのである。ちょこちょこセリフに伏線があって最後に題名の伏線も回収して吉行和子がラストで悲劇になるのである。なかなか複雑な人間関係の映画であり、見終わった後、もう一度巻戻して復習してしまった。

新人の水森久美子は葉山良二の元気印の妹役

笹森礼子は二谷英明の後輩役の藤竜也とくっつく。(浅丘ルリ子、二谷英明入れた2対2の合コン切っ掛け)この藤竜也、「先輩!」といいながら手を出して金を貰ってるシーンが2回くらいあるだが当時はこれが普通なのだろうか?

山本陽子は二谷英明の同じ部署のBGでチラチラっとしか出てこないが一応クレジットされている。

セリフは後ろ向きで同僚と二谷英明の行動の説明をするような事を言う場面しかなかった。(一番右の後ろ姿)

しかし、浅丘ルリ子と二谷英明がハイキングの山岳装備で道に迷ってやっとたどり着いた場所(崩れた山小屋)で最後吉行和子が心中するのだが、その場所に二谷とルリ子が普通に背広とローヒールでささっと行ってしまっているのはいかがなもんだろう。

探偵事務所23くたばれ悪党ども 1963年1月 礼子23才、ナオミ25才

探偵事務所23くたばれ悪党ども

笹森礼子/千秋 星ナオミ/サリー 宍戸錠/田島英雄 

長らくアマプラから見れなくなっていたがまた見れるように復活した。嘆願を投稿したかいがあったというものだ。ジャケ写では星ナオミが宍戸錠と歌い踊る写真があり、いまでは消息不明になってる星ナオミが宍戸錠とデュエットでレコードを出した挿入歌「63年のダンディ」を歌い踊るシーンがあり、是非とも見たかった。

星ナオミはクラブダンサーの役でそれほどセリフは多くなかったが今までにないビキニスタイルを披露

笹森礼子は悪党に父をこ○され乗っ取られてしまったガソリンスタンドの娘でなかばギャング団のボス(信欣三)の囲い者となっている。

この映画では礼子は囚われ心が落ち込んでいるのか悟ったような抑揚のない性格の子を演じている。

僕はわりと信欣三のボス役は好きだ。なにか味がある。

ストーリーは大藪春彦原作だけに面白い。色々と騙し合い、三つの組織が絡む大人数の派手な銃撃戦が何度かある。最後は宍戸錠によって悪は壊滅、礼子も助け出され笑顔を見せる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました