——-この記事はーーー
鬱で休職した時の体験談3(休職突入ー寝たきりに)-----鬱関連⑤
からの続きです。
休職に突入してから1週間くらいした土曜日に3歳の下の子と散歩に行きました。
なぜ土曜日に外出かというと….
平日にでて近所の人に会ってしまったらどうしよう?
まわりのサラリーマンが休みの土曜日は普通人として紛れて外に出れる。
家にずっといると家族に迷惑かけてるんではないのか?なにこの人と思われてるんじゃないのか?
等ともくもく妄想があったからです。
あと鬱は–脳内のセロトニンという物質の分泌が少なくなることから起きて、セロトニンは日光浴びたり、運動したり、たんぱく質をとったりすることで分泌を促せる–
との知識は休職前から知っていたから。
なぜ子供と行ったかというと「一人はなんかいやだったから子供パワーを借りた」
子供いる人はわかると思いますが子供パワーはすごいです。子供は無力だけど場を持たせるパワーはすごいです。
ポカポカと温かい日、河原に行くともぐらなのか土がぼこぼこになっていた。少し離れた大きな公園まで歩いて行った。野球グランドのある公園で地元の子供ソフトボールの大会が開かれていた。公園の遊具で子供と1時間くらい遊んで帰った。
帰り道手をつないで帰った。それまで気づかなかった小さな不動産屋とか新たな発見があるが
「これからどうなるんだろう?」との思いが常につきまとう。
隣の下を見ると、子供が歩きながら寝ていた。。
頭かくっかくっとさせながら、ノロノロと小さな足を運んでいる。
「ありがとう、ごめんな」と心で言った。
涙がでた。無邪気すぎて。(これ書いてる今も涙が)
結局おんぶして帰りました。
二人でこんなに長い距離を歩いたことはなかった。
後で振り返るとこの1週間目までが長く感じました。
次の1週間は早かった。この2週間が終わるまでに1日のルーチンワークみたいなものができていました。
朝は5:30くらいから布団で早朝覚醒を起こして目覚めている。
自分は朝起きがけが一番鬱が強くて頭が重くて体も重い。
8分起きの2分寝みたいな状態で布団で悶々している。
朝7:40分頃上の子が幼稚園へ行ったあと起きだす。焼いた食パンとお湯で朝食(後でたんぱく質が鬱に効くとどこかで情報仕入れてからはプロテインも飲んでいた)
8:30頃までできるだけ起きてるようにする。リビングの陽だまりのところでストレッチ。
まだ運動できる状態ではないが運動みたいなものはやらんといかんと思っており、ストレッチはやっていました。屈伸とか股割りとかですね。
(結構柔らかくなりましたよwww)
下の子が毎日見ている「おかあさんといっしょ」が始まる。。。。これが地獄である。特に
中西圭三の元気よく歌う曲が流れ、体操のお兄さんが二の腕を曲げて「パワアップっつ」とやる、あれだ。
「や、やめてくれー」
である。元気なんか出ないよ、拷問かよー
まあとにかくつらかった
この後はできるだけ起きてようとガンバるのだがリビングにいるときはよく柔道でいうカメの姿勢になっていたーー正座をして上体をまげて頭を抱え込む姿勢である。
とにかく世の中から逃げたいのだがどこにも行けないのでできるだけ体を小さくする防御の姿勢を本能的にとっていたんだと思う。
この姿勢をとっていると
「パパなにやってんのー?」
と子供からよく言われた。
で、結局布団に戻ってしまうことが多かった。
昼1:00頃に妻が作るスパゲテイやラーメンとかを食べる。
聞くと普段の昼はどこの奥さんもこんな簡単なものしか食べないそうだ。
午後は調子が良ければリビングで携帯で2chのメンヘル板をよく見ていました。
たまに妻と一緒に買い物にでたりしてました。以外にも平日の昼にスーパーに30代、40代くらいのおじさんが結構います。私と同じなのか、無職になってしまったのか、逆にちょっと安心しましたが。
あとただ家にいるのが申し訳なくて掃除や皿洗いなどできるだけやるようにしました。といってもがんばって3日に1回くらい。
そうこうしているうちに下の子が幼稚園から帰ってくる時刻が近づいてくると勝手に気まずくなってまた布団に逃げます。
そして教育テレビ午後の部。なにせこのころは子供二人とも小さいので幼児番組ばかりかかっていた記憶があります。夕方からテレ東のアニメの時間帯まで怒涛の幼児テレビメドレーです。
流れてくるのは今度は
またしても苦手な前向きソング。
忍たま乱太郎のテーマソングです。今度はジャニーズが元気いっぱいで歌ってきます。
このころの私はもちろん 0%勇気 です。0は何倍してもゼロなんですよ
(後々100%勇気はいい歌だなーと思えるようになっていくのですが初期のころはもう全然受け付けられません。)
・・しかしあれ?なぜか夕方は前向きソングも朝ほど嫌ではなかったです。鬱も軽減されてます。
僕の場合は夕方から夜にかけて良くなるタイプの鬱でした。
多分夜になるとサラリーマンが帰り出すので家にいても他の人と同じ状態になってるんだという思いがそういう気持ちにさせて焦りが消えていってるのかもしれません。
夜は19:00くらいに夜ごはんです。この時見るアニメで1週間の曜日感覚を保てていました。
中でも怪談レストランのエンディングでユウレイがツイスト踊っているところとかは鬱の身には偉くシュールで貴重な感覚をありがとう。
ごはんが終わってしまうとまたリビングにいるのが申訳なくなってシャワー浴びて22:00くらいに薬飲んで寝てしまいます。このころ寝る前によく手を合わせて
「全てうまくいきますように」
と唱えてから寝てました。。
鬱で休職した時の体験談5(抗鬱材飲んだらとんでもないことにー最初の意味ある外出)-----鬱関連⑦
へと続きます
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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